「黄金の虎」に挑む

ちょっと気持ちが沈んでしまったので景気付けにビールを飲みに行くことに。一見さんお断りで有名な「黄金の虎」だ。落ち込んでるんだから観光客なら誰でもウェルカム!みたいな店に行けばいいものの、またしても自らに試練を課してしまったのだ。だって、観光客ウェルカム!は表面的な歓迎でもっと淋しいじゃん。まだ16時くらいだったのにもう殆ど席が埋まっていて大賑わい。前に本でこの店は勝手に席に着くと、席毎に常連が決まってるので顰蹙をかうということが書いてあったので、なすすべなく立ち尽くしていると、大テーブルに座ったおじさんが笑顔でこっちをみてる。なんか歓迎してくれてるっぽい。彼が空いた席はないかきょろきょろしてたら店の人が私に気づいて空いた席に案内してくれた。
しかし座ったもののメニューがない。何をどう頼めばいいのか、と途惑っていると問答無用で中ジョッキ程度のビールが出てきた。だから何ビールなのかよく分からない。ここの店のビールは旨いというので一口含むと、ビールの味がした。すんません、普段全然ビール飲まないんです。だから何かが違うのは感じられるけれど表現できないっす。味が日本のよりもしっかりしてる気はしましたよ。で、飲めば飲むほど美味しい気がしてくる。最初は東洋人の青二才がこの店の席を占めているのはきっと感じがよろしくないだろうから、さっさと飲んで店を出ようと思っていたのだが、もう酔っ払って上機嫌。ニヤニヤ笑いながらこの店の雰囲気を満喫した。ちなみにビール、30コルナです。大体120円。カプチーノ飲むより安いんですけど。