チェコの田舎を満喫

本当のことを言うと私はクトナー・ホラでは上に書いたコストニツェだけ見られれば十分だったので、他には用はなかった。でもせっかく来たのだから田舎町を徘徊しようと街の中心の方に移動すると、意外にも数人の日本人が。観光客そのものが殆どいないこの街で男だけ3人連れと女の子2人組を見かけた。何でだ?と思ったらこの街ってば世界遺産があったんですよ。そんな事も知らずに遊びに来てました。電車に乗るまでに時間がかなりあったのでその聖バルバラ大聖堂に行ってみた。
立派だし、荘厳なんだけど、イタリアのものとはやっぱり全然違う。イタリアというと言い過ぎかも。フィレンツェ・ローマに限定しておこう。これらの街では結局教会というのは権力なのだなぁと今更ながら実感。宗教には疎いので直感と思い込みで敢えて書かせていただくと、チェコで見かける教会の方がその地域の人々の心に寄り添っている気がするのだ。だから木彫りの素朴なマリア像があったりするんだろうね。今日はそれをしみじみと実感しました。本当はもっといろいろ考えたんだけどあまりにも根拠がなさ過ぎることなので書けません。秘密。
プラハは観光客だらけなんだけれど、それでも日本人はそうそう見ない。いない事もないけれど東洋人は日本人より韓国人の方が多い気がする。なのでこのクトナー・ホラまで来てしまうと基本的に東洋人が珍しいようだ。なんか、気づいたら結構その土地の人に注目されてた。一度なんか寒さに耐えかねてカフェに入ったら、私が入ったと単に店の中にいた人々(3人くらいしかいなかったが)が絶句して微動だにしないの。だから私もそのまま扉を閉じて出てゆきましたとも。
田舎の何が素晴らしいかというとまず観光客慣れしていないところ。そして次に物価の安さ。今日のお昼などは、普通にチェコ料理を食べ、お水も頼み紅茶も飲んだのに85コルナ。プラハでケーキとコーヒーを注文したら120は行くところなのに。ありえないです。今日は電車賃の分だけいつもよりお金がかかるのにトータルで見たら普段よりお金を使っていませんでした。いいなぁ、田舎。そもそも列車で欧州巡るのはとても楽しいのだ。列車の旅万歳!