孤独さにいじける

最後の予備校バイトの日であった。明日は国立の前期試験だから質問殆ど来ないだろう、本を持ってかなきゃね、と思ったら意味分からん。私と同じ質問受付係がもう一人いた。絶対質問なんか殆ど来ないのに2人も置く必要あるのかよ、と思っていたら数人は来るものである。しかし連続しては来ない。そうするとどうなるか分かりますか?入り口に一番近いところにいるもう一人の方にしか質問が来ないのである。という風に自分では納得しようと思っているが、本当は多分違う。だってその人キャリアが10年以上あるんだもん、上手いんだよ教えるの。なんだよなんだよ、私だって今までは同じ日に勤務の、科目が私と全く同じ男の人がいたんだけれど、そっちは空いていても私に質問したいがために順番待ちしてくれた生徒が何人もいたんだぞ。一部の生徒には陰で私の名前に「様」をつけて呼ばれてたくらいなんだぞ。ちなみに本屋では苗字に「先生」をつけて呼ばれていたらしい。私の与り知らぬ間に。陰で何て呼ばれてるか知ると面白いね。
しかし事実は変わらない。最後の最後だというのに質問ゼロ。しかももう一人は4人くらいは質問を受けていた。ただね、試験の前日だというのにわざわざ予備校まで来て質問するくらいだから、結構面倒な内容が多かったんすよ。隣で聞き耳立てながら、それは質問されたら面倒だから考えたくないわ、と一人で思っておりました。だからいいや、誰も聞きに来てくれなくても。いいもんね。