喜んでいいんだか悲しむべきなんだか

私が今の会社に入って以来、私のことをやたらと褒めてくれる人がいる。大体その人と初めて口をきいたときも私のことを「バレリーナみたい」だとか言っていた。それ以外にもセクシーだのスタイル良いだの骨格が違うだの。ええ、そりゃあもう嬉しかったですよ。外見褒められることなんて滅多にないですからね。しかも若い頃なら兎も角、もういい年ですからね。危うく勘違いしかけましたよ、共学の大学の理工系学科に通う女子のように*1
そうしたらね、吃驚ですよ。その人、強度の乱視でした。しかも視力そのものも両目共に0.1を切っているという。そして日々裸眼で過ごしてるんだよ。「世界がゆがんで見えるの〜」、そう天真爛漫に、朗らかに、春の日差しのようにおっしゃってましたよ。ゆがんだ世界における美女が私である。世界中の全ての人が乱視になればいいのに。

*1:単に女子学生が少ないがためにチヤホヤされているに過ぎないのに、その周囲の反応のために現実よりも外見に対して自己評価が過剰に高くなってしまう人々がいるのです。