おセレブちゃん

日傘を愛用していることを会社の人間に知られたとき、一瞬絶句された挙げ句「…セレブですね」と言われた。セレブ。この私が。明らかに胡散臭い。言ってる相手もおそらく他に言葉が見あたらず、詮方なくこの語を選んだに違いない。低所得のおセレブちゃん。寧ろ私は蕎麦屋酒の似合う女になりたい。