シュマン

半年振りのシュマンである。移転オープンしたその店は以前より若干高級感が上がった観がある。今日同行してくれたのは同じ会社の女の子。シュマンの紹介記事が載っかる本を担当している子だ。いや〜、美味しかった。やっぱり美味しかった。今日もオードブル2品の軽めのランチコース。暑かったので飲み物はミモザでスタート。
半年振りの人参ムースは、相変わらず美味しいね。だけど若干コンソメジュレの塩気を控えている気がした。暑いし、味わいが濃厚になり過ぎないように軽めに仕上げたのかな?あっという間に完食しちゃったよ。オードブルもう一品は穴子フリット。ちょ〜っとだけ、主張しない程度にカレー風味でそれがまた食欲増進の一助になっているのだ。身もしっかりしてるし、美味しいネェ。何でこんなに美味しいんだろう。穴子の旬は7月だが今日でも十分美味しかったよ。ミモザなんかあっというまに飲み終わっちゃったので、このときは既に2杯目。ピエール・フリックの白、リースリングを頂きました。このワインめちゃめちゃ香りが良い!本当に良い!普段白ワイン飲む習慣の無い私ですら大喜びする味だ。以前うかがった際にこれを頂いて、あんまり美味しいんでどこかで売っていないかと思って探したんですけど全然ないんですよ〜、とか言ったらオーナー柴田さんが素敵な笑顔で「うちで全部買い占めちゃいましたからね〜」とおっしゃっていた。…そんな、私にも分けてください仕入れ値で、と喉元まで言葉がでかかったが堪えた。おいしかったなぁ。あのワインのためにまた食事に行ってもよいくらいだ。
メインの鶏料理のあとには勿論通常通りチーズを頂き、デザートと食後のエスプレッソもしっかり頂いた。食事中ガイドブック病が発病し「ソムリエのオーナーからサービスを受けながら極上の昼食を満喫」とか「小玉シェフのスペシャリテ 人参ムースを心ゆくまで堪能」とかそんな事を無意識に口にしていて驚いた。食べ初めから食べ終わりまで約3時間。月に一度はこういう食事をしたいものだ。