アタマの悪い食品

ローソンが30周年記念だとかでメロンパンやら何やら発売しているが、その中にこんな物を見つけた。その名も「スイーツ幕の内」。見るからにアタマの悪そうな食品だ。馬鹿馬鹿しいし。食べたところで絶対美味しいわけがない。ご飯部分はスポンジの上に乗っかった大量のクリームで形成され、梅干し代わりに缶詰のサクランボが乗せられている。ハンバーグと称した物体はチョコレートケーキで、ソース代わりによく学校給食などで出た食パンに付けるチョコレートソースのような味の物がかけられている。目玉焼きに見えるのは杏仁豆腐にマンゴープリンのまがい物のような物である。こんなもの美味しいわけがないし食べたら胸焼けするであろう事は歴然としている。
なんでこんな物を食べてしまったのだろう、私は。気持ちが悪くて仕方がない。ただでさえ近頃若干太り気味なのに、こんなもので太るのはごめんだ。アタマの悪い食品と言うより私がアタマが悪い。あ〜ほんとに気持ちが悪い。キャベジンキャベジン。でもなぜだか気になってしまったのだもの、仕方がないわ。好奇心を抑えられないのよ、私は。なんとなく、食べなきゃいけないような気がして半ば義務感に駆られていたのだ。こうもくだらない食品はそうそう販売されるとも思えず、この機を逃したら次にいつお目にかかれるか分からない。つまり私はそのくだらなさに込められた希少性に引かれていたのである。相変わらず価値判断が片手落ち。う〜ん。