歌声喫茶に行ってみたい

昨日の私はいかにも心の狭い人間のようで、あながち否定もできないのであるが、なにも自らその点をアピールしなくても…、とも思う。かといって今更日記を削除するのは私の負けみたいな気がするので、今後も恥をさらしつつ生きていきます。我ながら身勝手だと思うのは、自分のペースを乱されると非常にストレスがたまるというような事を書いておきながら、こちらの都合などお構いなしに声をかけてくるのが男女問わず自分の好きな人だと寧ろ嬉しかったりする点である。ほらね、人間なんてエゴの塊でしょ?分かってたことだけれどさ。昨日あんな日記を書いたことを見透かしたように件の彼は朝からいきなり声をかけてきたが、今日は割と普通に接することができて良かったと思う。
ところで遠藤周作に「ボクは好奇心のかたまり」という本があるが、私は遠藤周作みたいなじいさんになるのが夢だ。私自身もともと好奇心は強い方だが、遠藤周作道を極めるためにも今後ともますます好奇心を高めていくことに粉骨砕身して取り組んでいきたいと思う。ということで、昨年はメイド喫茶に挑戦したので今年は喫茶店シリーズ第2弾、歌声喫茶を制覇したい。
昔から気にはなっていたのだ。しかし未踏の地。作法を過って「お引き取りください」となることに恐れを抱いていると言っても過言ではない。ちょっとだけネットで調べてみたそこは私の予想を超えたものすごい世界のようである。なんか、外国までわざわざ出向いて歌声喫茶ツアーやったりするらしい。夏のハバロフスクツアーなんかもう満席になっていた。ゴールデンウィークにはベトナムまで行ったらしいし。どうなっているのだろう、この世界は。熟年世代に人気なのだろうか。ツアー参加者の平均年齢を知りたい。今の会社では大分年増ではあるが、歌声喫茶に行ったらまだ若者扱いしてもらえるかも。青二才呼ばわりされたりして。それはイヤだな。とにかくどういう人が歌声喫茶を満喫しているのか、そこが知りたい。誰か歌声喫茶一緒に行ってくれませんかネェ。行きましょうよ、新宿の「ともしび」に。参加者随時募集中。
歌声喫茶とは何ら関係のない話だが、さっき職場の雪隠に入ろうとしてドアを開けたところまでは良かったのだが、目測を誤っために雪隠へと踏み出す第一歩となるはずの私の左足がしたたかに入口の角を蹴りつけて、現在左足の小指が真っ赤っか。自分の体がどこにあるかいまいち把握できていない。それとは直接関係ないかも知れないが、お昼休みに地下鉄の定期券を買おうと大手町に出向いたら帰りに道に迷った。今日は携帯を家に忘れ、会社の人間にどのようにして戻ればよいか指示を仰ぐ事もできない。帰ってこられないかも、と本気で心配になったが奇跡の生還。私が予想していたところと全然違うところに会社はあった。世の中がどのように配置されているかもいまいち把握できていない。生きていくのに不向きな人間なんじゃないかと時々思う。