食いまくり家族

YOKOIのことだが、私んちのPCでは正常に作動しない。横たわったウサギの死体として表示されてしまうのだ。切ない…。誰なのだこのウサギは。YOKOIはどこへ行った。
安静にということなので何もしない一日。夕方から実家から両親が連れ立って遊びにきたので近所の七輪焼きの店に行く。この二人私が言うのもなんなのだがおかしな夫婦で、私の食事状況を憂えた母は大量の食物を持ってきてくれたのだが、重たい荷物は全部母が持ち、ごく軽いものだけ父が持ってきたという。そのうえ、勿論冗談なのだが「お父さん今日は運び屋やった」と、運び屋運び屋ウルサイ。彼らはひとまず荷物を私の部屋に収納してから買い物に行くと言ってどっか行ってしまい、戻ってくると父の仕事に使うためのカバンと財布、定期入などを買ってきたらしい。私の家から食事に出てそのまま帰るというのでこれらの荷物を私の家に置いておくことはできないのだが、父はその荷物を持とうという気配がない。お父さん忘れてるよ、と母が指し示すと「なんだ、持ってくれないの?」だって。なんなんだよ、この夫婦。
七輪焼きの店ではおもに会話は無く、全員食事に熱中。言葉を交わすといったら「次なに食べる?」「これもう焼けてるよ」そんなふう。あとはこのメニューは注文する価値があるかどうか、などなど。今日に始まったことではないのだが私も含め家族全員、あ、親戚もか。食事が始まると食べ物だけに集中してしまい、食に関わりの無い会話はなされない。たまに今食べているもの以外の話をしているかと思ったら「お父さんこのあいだ仕事でフランス料理食べて6人で15万近く払ったけど、七輪のほうがいいなぁ」結局食べ物の話。まあ妙に心配されるより楽しくてよかったけどね。
家に帰ると情熱大陸やってた。ミシュランエスポワールに日本人の名が挙がっていたのは私も知っていたが、こんな若い人とは思わなんだ。松嶋啓介、27歳。私の1個下。暗に「私も若いよ!」などと主張しているわけではないので誤解のないように。二十代でエスポワールって凄くないですか?という話だ。美味しそうだったのでそのうち食べに行ってみよう。ニースか。会社辞めてからだな。松嶋啓介といい神田真吾といい、日本人の若い料理人が活躍するのは喜ばしいことだ。残念なのは神田真吾が帰国しちゃったことだな。2月のチェコ旅行の折に、当初は引越しで大出費する予定もなかったので2ヶ月くらい欧州をウロウロするつもりだったのだが、本当はその時にインスブルックまで行って神田真吾の料理を食べると共に温泉してやれ、と目論んでいたのであった。もうあれは実行できないのか。無念なり。