高齢者に感服

訳あってナンクロに挑戦中。パズル雑誌といえば半端書店員時代、発売日には必ず開店直後から買いに来るお客さん(それも複数で結構な数)がいたことを思い出す。定期購読者も多かったし、しかも大抵どの人も3〜4誌は買っていってたし、暇つぶしかボケ防止には良いのだろうと適当に判断していた。私としてはそんな事より類似した誌名が多いことを糾弾したい。紛らわしいし、雑誌の数自体も多いし、1誌ごとの入荷数も多かったし本当にメイワク。しかもお客さん自身、自分がいつもどれを買っていたか覚えていてられなかったりして「アレありますか?」とかなんとか滅茶苦茶曖昧。探すのは困難を極めたものであった。
で、やってみたらエライ難しいじゃないか。その辺の新聞に載っかってるクロスワードなんかとは訳が違う、格が違う、兎に角全てが違う。ちょっと手をつけてみたら難しかったんでさっさと退散し、違う問題に取り掛かったらそれを父親に見られていたらしく「(ネコに向かって)たびちゃん、お姉ちゃん解けなかったんだって、だから簡単なの探してるんだって」と言われた。自意識を刺激するという点ではこの父親、相当なものだと思う。
幾つか試行錯誤し、なんとか解けそうなものを見つけて解いたが、1個解くのに思いがけず時間がかかった。本格的に手を付け出したのが夜中の2時で結局徹夜しちゃったよ。しかし捲っても捲ってもパズルだらけ。面白いには面白いのだが正直つらい。1冊終えるのに1年はかかりそうだ(難易度に併せて集中力、気力の問題で)。かつて私が見かけたお客さんたち、本当に毎月これをこなせてたのか?凄い人では7〜8誌定期購読していたのを記憶しているが。高齢者の根気と人生に対して気長に構えるその姿勢に感服する想いである。
追記:ナンクロより数独の方がアタマを使います。久々にアタマ使ってえらい疲れました。
追記2:ちなみに一つ解くのに徹夜したわけではなく、やり始めたら引っ込みがつかなくなり、本当は眠いし辛いし辞めたいのに惰性で続けていたわけです。