美術館への道のり

私ん家の年中行事として毎年9月には東京都美術館院展を見て、そのあと御徒町の天庄で天ぷらを食べると言うのがある。この行事、いつから始まったのか分からんのだが、少なくとも私が物心つく前から行っていたのは確かだ。
でさ〜、毎年不思議なんだけどさ〜、というか毎回か。東京都美術館行く度に思うんだけどさ〜、毎回上野に着くと「…道順がわからない」と思うんだよ。だけど気付いたら着いてるの。頭は理解していなくとも体は覚えているらしい。今年は美術館で父親と落ち合う予定だったので、一人で美術館まで行かなくちゃ行けなかったのだけれど、ぼけーっと何か考えてたら辿り着くんだよね。何なのでしょう、この現象。
私が集合時間を間違ったために父と一緒に絵を見ることはできなんだが、見終わった後に私が「今年は大型動物の絵がやたらとあったね」と言うと「キリンの絵が気持ち悪かった」との返答が。私としてはカンガルーの目つきが異様に悪かったのが気にかかった。年中行事って言うのはちゃんと遂行すると気分的に落ち着くもんですな。