19の頃を思い出して死にたくなる

LAPUTA

もう10年前から読もうと思っていたのに、未だに読んでいなかった金井美恵子「愛の生活」を今更ながら読んだ。これを19歳で書いたとは。恐ろしい。どんな19歳だったのだろう。私が19歳の頃と言ったら、10年前じゃないか。あまり飲めないのにお酒を飲んで大人になった気になっていたり、青臭い独白をノートに書き付けていたり、思い出すと恥ずかしくて死んじゃいたくなるくらいだ。過剰なる自意識。誰か私を殺してください。
つい先だって、友人に「小説書いてくださいよ」などと言われ、ちょっとやってみようかなどと思ったりもしたが、なんとなく私には時期尚早のように思える。そもそも私はこれまで小説を書いたこともないし、書きたいと思った事もないのに、なんでこんなことを言われたのだろう。多分深い意味はないのだろうな。本人もきっと私にそんなことを言ったこと自体忘れているに違いない。