ローマを我が子のように感じる今日この頃

やっと読んでます。ローマ人の物語の文庫版。現在「悪名高き皇帝たち」の2冊目。ティベリウスが死んじゃったよ〜、ティベリウスよ〜。そして続いて現れたのがカリグラ…。ダメな子を我が子に持った母のような心境だよ。あ〜もう、ちゃんともっと先を考えて行動しなくちゃ…、と子どもが何かしようとするとすぐ背後から声をかけてしまう母のようだ。でもこういう母が子どもをもっとダメな子にするんだよな。
しかしもう全然安心して読んでられない。小説じゃないのだからその後の展開なんて分かってるものなのに、あぁもうこのままじゃこの国は転覆してしまうわ!とハラハラドキドキ。バカみたいですか?ええもうバカで結構ですとも。たかだか歴史にこんなに一喜一憂できる私は人より楽しみの多い人生を送っているのです。えへへ、いいでしょ〜。羨ましいでしょ〜。反面、動揺しやすいという弱点もあるのだがな。
さっきなんかも「私も美人編集者*1とか呼ばれる機会があるのだろうか」などと油断した隙に詮のないことを考えてしまった自分に業腹でつい動揺しつつ逆ギレ。どうせ私なんてブタ編集者だよ、Quarkも満足に使えないブタキムチだよ、と支離滅裂。垣間見える虚栄心に自死を選びかけたよ。ホラ動揺しやすいでしょ?ある意味、日常が刺激で満ちあふれてるけどね。

*1:世の人は単にその人の職業を言うのではなく、枕詞をつける傾向にあるように思えるので、どうかすれば私も誰かの気の迷いでそう呼ばれるのではないか、と脳内の一瞬の空白をついた不意打ちの独想であった