ハリーの模範解答

カフェオレを淹れようとしてキッチンに立ち、確かにカフェオレは淹れたのだがついでに目玉焼きも作ってしまった。現在午前2時。目玉焼きを食べ終わり、口中に余すところなく半熟状態の黄身の味が広がったままカフェオレを飲むのは苦痛である。味覚破壊。脈絡はないがイタリアで挑戦した珈琲味のヨーグルトを思い出した。日々、挑戦する生を送っています。
世界ふしぎ発見ダニエル・ラドクリフがちょこっとだけ出ていた。何で私は彼の名を知っているのだろう。知らなければ「あの、ハリー・ポッターのヤツが出てた」とか関心なさそうに書くことができるのに、知っているがために書くことができ、本名を書けたがゆえにどうにかすると彼のファンであると誤解されてもおかしくない状況を作り出せてしまった。そんなに興味ないのに。そんなダニエル・ラドクリフだが、魔法は本当に存在すると思うか、との質問に対し、あると思う、とか、信じれば存在する、みたいなありがちな綺麗事を答えていたように思うが、実際は違うかもしれない。単に私が、やさぐれた気分で見ていたために曲解したのかもしれない。「ある」と答えていたのは確かだが。
つまんない答えだな。
鼻先でせせら笑いながら「魔法?あるわけないでしょ」と吐き捨てたら面白かったのに。なんで人々が期待したとおりの答えを返すんだろう。ちょっとは予想を裏切ってほしいよ。意外性が欲しい。ところでハリー・ポッター、原作はどうなってんですかね。もう最後まで刊行されてんですかね。第1巻が世に出た頃、私はまだ学生だった。恐ろしいほど昔の話だ。泣きながら修論書いてた頃だぜ。あの時代にワクワクしながらハリー・ポッターを読んでた子どもたちも、今じゃもう高校生とか大学生くらいになってるんじゃないのか?彼らは果たして完結を待ってくれているのだろうか。なんかもう、高校生とかになって不良になっちゃって、ハリー?くだらねえ、そんなもの、みたいな感じになってたらどうしよう。どうもしないけど。「ハリー」の行く末がちょっとだけ気にかかります。