記憶がもたない

グアムに持ってく物を取りに実家に戻ると、押入れの中で猫が寝ていた。大分猫らしくなったものよと思わず感激。だってこの人、赤ちゃんの頃なんかどんなに寒くとも無理に布団に入らず意地をはって毛皮が氷のように冷たくなってたりしたんだよ。やたら二足歩行したがったりしていたこともあったし。猫でも年を取るとだんだん丸くなるものなのですね。あのとんがった性格は一体どこへ。
久しぶりの実家で面白かったのはたびちゃん(=猫)だけじゃなかった。両親の部屋に入ったら「助けてください!」が置いてあった。分かりませんか?「助けてください!」ですよ?セカチューに決まってるじゃないですか。よく見たら「\105」てシール貼ってあった。ブックオフさすが。
ところで最近は記憶を維持させるのが大分困難である。今日の日記にはこれを書こう!と思ったことを5分後には忘れている。ゆえに今日だって本当はもっと面白いことが書けたはずなのに記憶が散逸してしまったために面白さ以前に書く事がない。仕方がないので最近読んだ三浦しをんのエッセイ「しをんのしおり」で面白かった事について。三浦しをんとその友人が飲みながら好みの異性に語っていたときに何故か漫画の登場人物で好みを譬えていた時のこと。「ルパン三世」では次元と五右衛門とお互い好みが分かれ、それからどの漫画においても二人の好みは全くかぶらなかったのだが、扱われる漫画のうち「摩利と新吾」が出てきたのには驚いた。しかも答えが「夢殿先輩」だったし。夢殿先輩って…、よく出てきたよな、その名前。
ああそうだ、今日の昼には銀座の「ニューキャッスル」で辛来飯(カライライスと読む)を食べたのであった。銀座なのに昭和30年代から時が止まったかのようなその店は、入り口に猫が居座っていて写真を撮ろうとしたら逃げられた。いい店だったな。どうにもこうにもまとまりがないので今日はこれにて終了。