ズベズダ再考

12月11日の日記で触れたズベズダだが、気になることが一つあった。ツルベナ・ズベズダの意味は「赤い星」であるとsaanさんのおかげで知ることが出来たわけだが、その時私はチェコ語で「赤い星」をなんと言うのか興味を持ち、調べてみると全然違う響きであったとの結論を得た。
しかしだね、同じスラブ系言語だというのに似ても似つかないというのはおかしくないか。イタリア語とフランス語だって、単語は違っていてもその異なり方が滅茶苦茶というわけではなくある程度規則だっているというのが私の経験則で、それはチェコ語セルビア語の間でも成り立つと思うのだ。実際一つ知ってるのはセルビア語でgを使うところはhになるとか。プラハに行った事のある人ならヴィシェフラッドという名前を聞いたことがあるかと思うが、バルカンにはヴィシェグラッドという街があるらしいし。特に「赤」とか「星」とか、こういう単語だったら益々似ている可能性が高いと思うので、ますます私が辞書を引いた結果が疑わしくなる。
辞書がおかしいのか、というと間違っているわけではないのだろうけれど、私が持っている大学書林チェコ語辞典はチェコ語と日本語で単語が1対1で対応しているような、辞書というより単語帳というレベルの代物なので、うまく引き難いという可能性がある。ということで年が変わらないうちにこの課題を片付けるべく、チェコ語オンライン辞書で調べてみた。red starをチェコ語に直そうとしたらうまく行かなかったのでイタリア語でstella rossaとし、調べてみた。そうしたらさ、こう出たよ。
červená hvězda
ご覧の通りです。ハーチェクとかチャールカとかちゃんと表示されてますかね?私のPCでは問題ないんだけど。ちなみにハーチェクはアクサン・シルコンフレックスを逆さにしたヤツです。チャールカはアクサン・テギュね。念のため記号抜きで表記するとcervena hvezdaです。大分そっくりだと思いません?「ツルベナ・ズベズダ」と。ズベズダがどんなスペルなのかはしらんけどさ、似てるでしょう、十分。
やば、いま目こすっちゃった。今日は珍しくマスカラつけてたのにさ。京劇の悪役の隈取みたいじゃん。パンダみたいな顔した女がPCに向かってチェコ語を考えてるところを想像してみてください。変なの。そんなことはどうでも良いのだが、久しぶりにチェコ語に触れてみたら面白かった。来年はまたチェコ語を勉強しはじめようかしら。