最近気付いた哀しいこと

  • ラ・ベルドゥーレ白井

今日から解体が始まった、強度偽装の分譲マンションの名前。多分これ、La verdure 白井という事なのだろうけれど、冠詞が間違っている。Leにしないとね。或いはverduraにするとか。いずれにしても訳すと「野菜 白井」。何故この名前を付けたのでしょうか。命名の理由が知りたい。

  • 「今年30歳」

昨年は、本気の幼児性を発揮した後にポツリ「来年30歳」と口にするのが私の中での流行であったのだが、今や「今年30歳」だ。「来年30歳」に比べておさまりの悪いこと甚だしい。残念だよ。最早あの言葉を口にすることは許されないのだ、「来年30歳」と。私の幼児性の本気っぷりは相当なものらしく、人に言わせると本物の小学校低学年男子のようだそう。私自身は全く無意識なのだが。しかしもうすぐ30歳か。楽しみだなぁ。早く30歳になりたいなぁ。わくわく。
ああ、だんだん楽しくなってきました。(by川端康成)*1

  • 母と些細なことで諍いになりフテ寝

今朝もまた、6時には問答無用で起こされて朝食を食べさせられたのだが、どうでもいい些細なことで私が一方的に母に因縁をつけ、理詰めでどこがどのようにダメなのか滔々と説いたのだが完全無視。うんともすんとも言わないの。私のような人間のあしらい方をよく心得ているようで。相手にされず寂しくなってフテ寝してしまいました。こんなことで良いのでしょうか。「今年30歳」だというのに。ちなみに因縁をつけた理由は単に寝起きが悪い為。迷惑な人間だ。

昨日気付いたのだが、今の私はニートだった。全然自覚がなかった事がショックだよ。学部生時代には「物理学者になりたい!」と思いつつも恐れ多くて口にはできなかった私だが、よもやフリーターを経験するとは思わなかった。しかしフリーターの時だってまさかニートになるとは思わなかったよ。うんまあ、言い訳をするとだね、人生設計としては非常に確実さにかけるのだけれど、この先どうして生きていこうかある程度めどがついているので焦燥感を伴わずに安穏としていられるという事なのだけれど。でもだからといって現在ニートであることには変わりが無い。色んな人生経験をつめて幸せだネェ、私は。

  • 今欲しい本のタイトルが「ペスト大流行」

よりにもよって、という感じである。縁起が悪い。村上陽一郎さんの本で、ペストが大流行した頃のお話なので読んだらきっととても面白いと思うのだけれど、人に欲しい本は何か問われて「ペスト大流行」は、可愛げがなさ過ぎるというものだ。じゃあ何て答えれば可愛いのか?わかんないよ、そんなの。「星の王子さま」とか?おぇっ!バカバカしい。この私が?「星の王子さま」だと?そんなものは小学生のときにとっくに読みましたよ!中学生の頃には英語*2でも読みましたよ!30歳になろうとしてんのに未だ読んでないのか愚か者めと説教をたれたくなります。どうせ「星の王子さま」とか答えるならば「星の王子さま著作権が切れたことによって続々と新訳が出ており、中には辛酸なめ子訳のもあるのでそれらを集めて比較してみたい」くらい言ってほしい。
ちなみに「象は世界最大の昆虫である」も勿論欲しいのだが、こちらは誰かからプレゼントされるのをワクワクしながら待っているので、自発的に購入する本の候補には入っていない。

*1:ノーベル賞の授賞式に向かう前に空港で川端康成が発した言葉。他には「明日からはわずらわしくない」。大修館国語要覧より。

*2:「フランス語で」と言えないのが哀しい。