馬鹿なことして時間を潰す

あぁ胃が痛い。吐きそうだ。こんな状態なのに携帯で「ときめきメモリアル」なんかダウンロードしてきてしまった。ますます吐きそう。いやギャルゲーって全く未知の分野だったのでちょっとばかり興味がありましてね。しかし納得がいかないのは、興味のない女の事をほったらかしにしすぎると、その女のことを「傷つけた」ってなることだね。なんでだよ。八方美人になんなきゃいかんのか?
笑っちゃったのはある女と公園でデートしてたときのこと。ロマンチックだかなんだかその女が言うので、それに対する返事を3つの選択肢の中から選ばねばならなかったのだが私はその中のうち「恋愛小説の一場面みたいだね」とかなんとかいう台詞を選んだのだ。そうしたらその女、何て答えたと思いますか?
「ほんとうね、私じつはこういうのにずっと憧れてたの!」
ばかじゃねぇの?と思いました。こういう台詞で喜ぶ女を設定しちゃうから現実世界で「オレとしない?恋愛」とか言う輩が出来上がるんだよ。でもちょっと面白い。私は藤崎詩織に狙いを定めてこればかりデートに誘ってたら他の女から完全に嫌われて、ついでに詩織からの評価も下がったので業腹。やっぱり八方美人を推奨してるじゃん、このゲーム。ばかじゃねぇの?と思いました。それから主人公(=自分)が女たちからどのような評価を受けているのか、友人の男が全てを把握しているのもおかしい。なんで貴様がそこまで知っておるのだ!
それから最初に主人公の名前を設定せねばならなかったのだが、私は適当に「もう“たろう”でいいや」とし、設定したにも関わらずもう一度同じことを聞いてくるので「だから“たろう”だと言っておろう!」と再び入力。そうしたら主人公の名は「たろうたろう」になってしまいました。苗字と名前を聞いているのならそう分かるようにしていただきたい。私がばかなだけか?そうか。じゃあ仕方がない。
そんなこんなでばかにしているようだが結構楽しんでいます。この手のゲームの存在を知って以来興味がないわけではなかったのだが、学部生時代それなりに取り澄ましていなくもなかったので知人の東大生に「私にもやらせろ」などとは言えずこの年になってしまいました。よもや携帯で「ときメモ」を楽しめる日がくるとは、うっうっうっ、と感涙にむせび泣くのでした。嘘だけど。