ごはん in ニューヨーク 2005

去年も見たこの番組であるが、今年も見ている。とりあえず日本文化に敬意を表すために、本日も着物を着用しその上で番組を見ております。ニューヨークで行われた創作米料理のコンテストなのだが、面白いのは皆頑張って作っているのにどれ一つとして積極的に食べたいものがないところだ。普通に和食でいい。そうでなければ中華でもいい。手を加えすぎない方がありがたいのだが、そうは行かないものなのでしょうか。
特筆すべきはある主婦、あれ主婦だよね?経歴を紹介する映像が流れている間、腕の中で真っ赤な顔して大泣きする甥っ子の顔を途方に暮れながら眺めていたので詳細は覚えていない。なのでとりあえずここでは主婦としよう。ローリーと呼ばれていた彼女はイマジネーションで料理をするらしい。ある日も料理の最中にアイデアが湧いてきて、作ったそれは酢飯のケーキ。苺ムースのフィリング入り。私がアメリカの菓子文化の悪しき象徴とみなしているあの甘ったるくて不味そうなチョコレートのクリームでデコレーションし、苺を飾ってあった。そんなアイデア、思いつかなきゃ良かったのに。
ここで新たにライスケーキ登場。米にミント、クミン、マドラスカレー粉、ココナッツ、パイナップルを入れて衣をつけて揚げたという物。兵頭ゆきが「あんた好きだね〜!パイナップル!」と叫んだら、だって私は日本人じゃないもん、とややキレ。文化人類学者だというオジサンの手によるシーフードリゾットとこのライスケーキと、どちらか一方を食べなくちゃいけないと言われたら、私は、ライスケーキ、かな。だって、ここまでの物って滅多に食べるチャンスなさそうだし。リゾットは大体想像が付くけどライスケーキは皆目検討つかん。怖いもん見たさで経験してみたい。これ、パイナップルとココナッツにカレー粉だから、米が入ってなかったら美味しいんじゃないの?普通にカレーにしちゃえば。それでナンかなにかにつけて食べたらいいじゃん。
優勝者はプロの料理人だった。24歳の。全然ノーマーク。私はローリーと文化人類学者のオジサンしか注目してなかった。決勝戦の出場者は3名だったのだけれど。ちょっと残念ね。プロが優勝。ローリーが優勝したら面白かったのにな。