村上春樹シンポジウム

来月駒場村上春樹のシンポジウムがあるそうな。なんでも海外の翻訳者が日本語で村上春樹の魅力について語り合うそうで。村上春樹は高校1年くらいの頃に学校の図書館で「ノルウェイの森」とか「国境の南、太陽の西」を借りて読んだくらいで、特に今まで自腹を切って読もうと思ったことのない作家ではあったけれど、高校時代に読んだ感想と言えばそれなりに面白かったと言えるわけで、それよりも何よりも世界各国の人間が日本語で語り合うという点がとてもそそられる。面白そう。
当日はシンポジウムに先立ってリチャード・パワーズの講演会などもあり、本当に面白そうなのだけれどこのシンポジウム、抽選に当たらないと参加できないのが残念だ。さっき一応参加の意思表明をしたところだけれど、きっと当たらないんだろうな。当たったら当たったで「こんなところで一生分の運を使い果たしていたとしたらどうしよう」と心配になったりするんだ、きっと。
しかし村上春樹は海外で人気があるよね。イタリアでは村上春樹吉本ばななが日本文学の双璧という感じであったよ。驚異的日本語能力の持ち主であるアレッサンドロ・ジェレヴィーニも確か吉本ばななの翻訳か何かをしていたはずだ。私は吉本ばななも中学生ぐらいの時しか読んでいないので何とも言えないのだけれど、兎に角この二人が人気があるのは確かだろう。なんで海外で人気なのか、そこんとこ気になる。だから翻訳者のパネルディスカッション見てみたい。当たらないかなぁ。