人付き合いが面倒

今月から働き始めた職場ではやたらとイベントが多いのであるが、実際のところ周囲でそのイベントを待ち遠しく思っている人を見かけなかったりもするので、誰が喜んで企画しているのか不明ではある。飲み会は兎も角としてメールでボウリング大会のお知らせを頂いたときは辺りを顧みずに「ばかじゃねぇの」と独り言ちてしまった。金曜の夜にボウリングなどしてる暇があったら文鳥舎で一人、酒でも飲みながら本を読みたいものである。ボーリングなら、ちょっとやってみてもいいかな。なんてね。嘘だけど。
ここの職場では期間限定で働いて小金がたまったら海外に高飛び、じゃなくて出奔、いやいや海外に「ご遊学」でもしようかと思っているので、かかるイベントに積極性を見せ、職場の人々との間の親密さ、intimacyを増させる必要もないのだが、あんまりサボタージュしていても付き合いの悪い輩との烙印を押されて仕事がしにくくなるかもしれないので微妙なところである。俄かに英語に触れる時間が増えてしまったので無駄に単語を英語に変換するクセがついて、そこが自分の目から見ても鼻につくのであるが、見逃していただきたい。そしてここにその単語を書くに当たってスペル間違っていたら無様だな、と思いオンライン辞書で確認したところ、スペル自体は問題なかったのだがintimacyの訳として「じっこん」と書かれていたのが面白かった。昵懇くらい漢字で載せればいいじゃんねぇ。
ところで私がフィレンツェにいたときに、たまたま幼馴染がジェノヴァに住んでいたのだけれど、彼女は帰国後堅実に会社員として働いていたのにも関わらず、再び日本脱出を試みようとしているという事を最近知った。一回日本の外で暮らしてしまうと、ずっと日本にいるといたたまれなくなるのは私だけじゃなかったんだねぇ。