またやりました。

毎回大勢と酒を飲むたびに、次は二度と飲み過ぎないぞ、と固く心に誓うのですが、私のその祈りと希望もむなしく、その誓いは易々と破られてしまうのでした。
(おわり)




自分の失態を自戒の念をこめてここに記そうとしたのに、書き始めた途端に終了させたくなってしまった。何があったのかというと、まあ大体いつものことなのだけれど、さして親しくない大して知り合いでもない人々と数十人単位の飲み会があり、1)己の人見知りする性質と2)人々と打ち解けていない飲み会という居心地の悪さと3)過剰な自意識の3つの原因により、間が持たないことを打ち消すように、会話が弾まないと言う事実に目をつぶるために、食べるものも食べずに兎に角酒を飲む、という愚考に走ったという事です。そしてこの会は勿論宴会という事で酒は飲み放題であるわけで、中途半端に人に気を使う私と言う愚かな生き物は、周囲の人々から「お酒足りてますか?」と気遣わせない(=よく知らぬ人から話しかけられる煩わしさからのがれる)ために最初の乾杯のビール1杯よりあとは一人でワインをデカンタで。右手にデカンタ左手にグラスで自分でも何杯飲んだかわかんない。最後は近くにいた人に絡み付いて無理矢理2軒目に連行。最悪だよ。
しかし何が最悪って、酔っ払ってる最中の電話だね。2軒目で飲んでいる間に私のPHSが鳴り出したので相手を確認もせずに出てみた。その相手が男性だという事が分かっただけの状態で、今何しているのかなどと問われた事に答えていたら、唐突に疑念が湧いてきて「ところでアナタ誰ですか〜?」と言ったら若干憤慨気味に「お父さんだよ」といわれたよ。しかし俄かには信じがたく「お父さんは今アメリカじゃん、本当にお父さん?」と聞き返したら本物でした。娘を心配してわざわざアメリカから電話をかけてきたと言うのに最低の酔っぱらいぶりで、もう死んでしまいたい気分。お父さんごめんなさい。もう酒には飲まれません。いやだなぁ、顔あわせるの。帰国は来週末です。