鼻鳴らし家族

今朝電車の中で本読んでたらこんな記述が。主人公の女性が新しい職につくにあたって、恋人となりうる男性がその職場にいるであろうと見込んでいたらそんな人は皆無でいるのは「結婚してるかゲイか科学者」だけだったと。科学者。科学者であるだけでダメなのね。
昨日のことなのだけれど仕事を終えて帰宅し夕食をとっているとニュースで永田議員の話題が。私は政治というかそもそも世の中のことに疎いのだけれど、まあそこは身内しかいないということで予てから疑問に思っていたことを口にしてみた。それは何かというと、例の送金指示メールが「偽者である」ということの証明をどうやってしたのか、ということで、すると母がこう。
「本物ではないことの証明ができなかったから偽物だったのよ」
いやそれ間違ってるから、論理的におかしいから、などと言っても全然理解せず。しまいにゃこちらがノータリンみたいな反応しはじめて(失笑しつつ)「だから〜」などと重ねてくる。こちらは勿論、だからおかしいって言ってるじゃん!と半ばヒステリーを起こしかけ、最後は母に紙とペンを持ってこさせて発言内容を自分で書かせて間違いであることを納得させた。こうかくとうちの母が結構頭弱そうではあるが、実際はただ単に何も考えていないだけであろう。そしてこの論理が通じない状況を、私はそれに対して苛立ちつつも楽しんでいたりする。ヒス起こしてたときの私の喋り方、アンガールズ田中に生き写し。ばかばかしい会話のなされる家庭。実はこのあとも更に、そしてまたしても母がそのばかばかしさの根源となった一幕があったのだが、面倒臭いし説明し難いので割愛。ちなみにこの会話を横で見ていた父は終始鼻を鳴らしながら笑っていた。普段の私なら「ちょっと鼻ならして笑うのやめなよ」と止めに入るのだけれど、昨日はその余裕もなく父のしたいままにさせてしまった。無念。