心惹かれるもの

戦争の法、ちょっとパラパラ見るつもりが引き込まれ、危うくちゃんと読み始めてしまうところであった。いい加減私も大人なので本に引き込まれて睡眠不足、などという事態は避けたいものである。というのも若い頃と違って無理な生活ができなくなってるからなのだけれど。そりゃああなた、睡眠不足でも働けるのなら働きますよ、本読みたいもの。だけど近頃はダメだねぇ、無意識でPC使ってることが多々ある。半覚醒状態よりは睡眠状態に近い。それにしても戦争の法は面白いね。もう何年ぶりだろう、これを読むの。今でもやっぱり面白いよ。週末にちゃんと時間作って読まなくては。
ところで今、私には心惹かれているものがある。もう一目それを見た瞬間から視線釘付け。印象が強くて目線を外せなかった。何かって言うとこれ楳図かずおのオフィシャルサイトで見たのだけれど、昼休みの間中ずっと眺めてしまった。「モクメストラップ」という名で抽選販売されており、私はそのモクメとやらが一体何者なのか全く知らないのであるけれど、そんな事を知らなくても心は鷲づかみにされるのである。何なんだろうね、これ。何がどうするとこういうものを製品化することになるのであろう。これをくれる人がいたら私はその人に惚れるかもしれない、などと書いて誰かが買ってくれないかと期待してしまったが、そもそもこの考えには2点間違いがあって、まず第一にこんなものを買ってまでして私の心を買いたいと思っている人がいないということ、第二にやはりいくらこのモクメストラップが欲しいとはいえ、唐突にプレゼントされたら聊か気味が悪いということである。マタンゴのフィギュアを何の前触れもなくプレゼントされたときは驚きと共に大変な喜びを感じたものではあるが、とは言っても惚れたりするものではなかった。欲しいものは他力本願ではなく自分の力で手に入れるべきなのですね。しかし本当に欲しいかと自分の心に向き合ってみると、実際のところは微妙なのだけれど。心惹かれるのは確かであるが「欲しい」を訂正して「見てみたい」にしたほうが妥当であるかもしれない。