頭を使わない

昨日の日記にo-tsukaさんがつけてくださったコメントについてあれこれ考えているうちに、頭を使ったうちに入らない程度の頭の使い方についてどう表現しようか考えていた所、ちょうどいい話を思い出した。学生時代、私の通っていた大学にはジェンダー研究所があったのだけれど、そして過去形で書いてしまったけど今もジェンダー研は存在するのだろうけれど、とにかく私の学生時代の話。ジェンダー研の先生が、うちの大学の卒業生が社会でどのような評価を受けているか、どのような働き振りを発揮しているか調査したらしいのだけれど、結論としては「使いにくい人が多い」という話であった。それはどういう事かというと、例えば新入社員などで些細な仕事(お茶くみとか?分かんないけど)を任された際に「なんで私がこんなことをしなくちゃいけないのよ!」という顔をするらしいという事。そりゃ確かに使えないねぇ、でも本当にそんな人いるの?私の身近にはいないんだけれど、と思っていたらいました。
サークルの後輩の女の子のうちの一人に私は何故か気に入られていて、私は彼女と話していても楽しいとも思わなかったのに、時々一緒に出かけましょうと誘われることがあり断るのも微妙なので適当に相手していたのだが、ある時こんな話を聞いた。なんでも社会学のフィールドワークでとったアンケート結果を、手書きの状態からワープロでタイプし直すというバイトをしていたらしいのだけれど、その労働の報酬が2日で2万ということで、単位がペソとかならともかく円なのだからそう悪い仕事じゃない(と私は思う)のだが彼女の口から飛び出すのは愚痴ばかり。一番驚いたのはこれだね。
「一言一句たがわずタイプしなくちゃいけないから結構頭使うのに、給料が安すぎる」
今までよっぽど頭を使わずに生きてきたんだなぁと思いましたよ。その程度のことが頭を使った範囲に入るなんて。NHKの番組作りも、勿論面白い番組もあるのだけれど、ピタゴラスイッチとか好きだし、それにしても安易なものも結構多いよね。って誰に語りかけてるんだか分からないけど。頭使ってないわけじゃないんだろうけれど、上記の彼女程度の頭の使い方なんだろうなぁと思いました。なんかもう今日の日記、かなり感じ悪いだろうけれど、もういいや。もう年だし、人に好かれようとか思うのやめた。感じ悪くても構わないもんね、本心だし。ええどうせ私は陰険ですよ。