ハゲヅラを所望される

予てからお誘いのあったワタクシの「飲んだくれ醜態ショー」が実現の運びとなり、この連休中にちるさん宅で飲んだくれることになったのですが、それに先立って私はいそいそと腹巻・股引の準備をしなくてはならないわけで大忙しだわ!と思っていたらちるさんにハゲヅラも所望されてしまいました。私の高校時代の友人は中学卒業したての春休みに中学時代の同級生多数と、お別れ会っていうのかね、何らかの会を催した際、中学生女子としては非凡な才能を発揮というか、親しい友人親しくないクラスメイトの前でジャージ姿に頭にネクタイ巻いて歌をうたったらしい*1のですが、それに並ぶことが私に果たしてできるだろうか、私にそこまでの器量があるのだろうかと自問自答しつつあります。自分で股引・腹巻言っといてなんですが、どっちかっていうと酒を注いで貰って「ダンケ、摩利」とか「夢殿先輩!」とか、或いは「一二三くん」「姫花くん」とか言ってるほうが様になる、かどうかは知りませんが私としては自然体でいられるような気がします。
先週のうちにPERSEPOLISも読み終わってしまい、しばらく英語漬けからは遠ざかることとなり、昨日はヨゼフ・チャペックの「こいぬとこねこは愉快な仲間」を読み終え、今日は去年のクリスマスにある人からいただいた立花隆の「青春漂流」を読み始めたのですが、クリスマスにもらった本をこんな、初夏ももう近いという時期に読んでいていいのかこの人非人、人の気持ちを踏みにじりやがって、なんてことを思うべきなのだろうか、などと漠然と感じながら読んでおります。立花隆によると迷いを断ち切ったときに青春は終わるそうで、そういう意味では私なんか迷いっぱなしで障害物に自分からぶつかりにいくような人生を歩んでいるので未だ青春真っ只中、うへぇ!青臭ぇこの女!てなもんで恥の多い生を送っておりますが、その点を鑑みても酔いのさなかに「ダンケ」はいかにも相応しいものと思われます。ということでちるさんには「飲んだくれ醜態ショー」を満喫するために、テキストとして「摩利と新吾」をお勧めします。酔った勢いで無駄に熱く語り息継ぎができなくなる可能性も高くチアノーゼが懸念されますので酸素吸入器の導入も是非、などという話は真に受ける必要もなく適当に受け流せばよいのです。

*1:勿論酒なんか入ってません、健全な中学生でしたから