結婚式、そして人体の不思議

多分今日で最後の結婚式。もう友人知人あらかた結婚しちゃったから。残っているのは嫁にいかなそうな人ばかりで、かといっても人生何が起こるかわからないので彼女たちが万が一結婚したら私にも結婚式によばれるチャンスが再びやってくるかもしれない。
今日結婚したのは大学・大学院時代の同級生で新卒の時の就職先も同じだった子。私はすぐ辞めちゃったのでこの会社には本当に一瞬しかいなかったのだけれど、同じ会社に就職した縁で彼女とは学生時代よりもずっと親しくなれたので、私にとってあの会社に就職したメリットは彼女と仲良くなれたことかもしれない。いつもニコニコしてて柔らかい雰囲気の人なのだけれど意外性に富むというか、いきなりホノルルマラソンに出場したことがあり「走るの好きだったっけ?」と聞いたら「全然」と答えられたりと何とも面白い人で、こう書くとムチャな人だと思われそうだがその実大変しっかりしているので、そこがとても好きなところだ。
私には人間関係を維持するまめさがなく、先だってちるさん宅で酒宴があったときにもお互い地元に友達がいないとか、地元どころか友達自体あんまりいないという点で共通点を見出したばかりなのだけれど、今日結婚した彼女は友達も多く、お蔭で卒業以来全く会っていなかった学生時代の同級生たちにも会え、本当に楽しく過ごすことができました。立食形式だったために同級生だけでなくかつての同僚とも話すことができ、私は彼らに会っても相手が誰だか分からないんじゃないかという危惧があり、実際そういう相手もいたのだけれど、幸い私に声をかけてきた数人のことは覚えていたのでセーフでした。
新婦はドレスを手作りで、日本中仕事で飛び回ってたり休みの日には10キロ以上も走っていたりするのによく縫う時間があったなぁと感心。晴れていたらお花の綺麗なお庭でパーティをする予定だったので、昨日の雨は新郎新婦にとっては残念だったと思うけれど、ドレスも含め色んなものに手作りの温かみか感じられて素敵だと思いました。二人がそれぞれご両親に手紙を読んでいたときなんか私は親でもないし結婚式経験者ですらないのに思わずもらい泣きしかけてしまった。人が幸せそうにしている姿を目にするのは良いですね。こちらも幸せのご相伴させてもらえて。
パーティ後に同級生たちとお茶をしていったのだけれど、私以外の5人中4人が既婚、4人中3人が子持ちで衝撃情報。母乳の出る穴って1ヶ所じゃないんだって。乳首一つにつき10箇所くらい穴があり母乳の出るさまはまるでシャワーヘッドをほとばしる水のようだそうで。すごいねぇ、子ども産まないと分かんない話だよ。私は自分のそれにも10箇所ほどそのための穴があるかと思って慄然としてしまいました。出産に22時間かかって「もう止めます!」と叫んだ話とか、帝王切開で腹部を縫われて我が子との対面を済まさないうちに夫や両親たちの間で、案としてあった子どもの名前が決定事項になってしまったとか、私には想像もつかない世界の話なので本当に面白かった。こういう話を聞くと私も子育てしてみたいと思ってしまいますが、当面は近所に甥っ子がいるので間に合ってます。今日も帰宅すると兄夫婦と甥っ子がおり、相変わらずこの子は私の顔が面白いらしく「うきゃあひゃひゃひゃひゃ!」と凄い笑い方をするので釈然としないものを感じつつも更に笑わせるべく努力を惜しまない所存でおります。