真夏のミリタリー

国防に想いを馳せる

ついにミリタリーツアーの日がやってまいりましたよ!詳細は今秋刊行予定の雑誌に掲載予定なので詳らかにはできないのですが、簡単に概略など。

  • 迷彩について

かねてから迷彩服着た参加者が確実にいるに違いないと決め込んでいた私ですが、外れました。しかし私の期待に答えるどころかそれを上回るほどのスゴイ人たちがいて大満足。彼らが写真を撮っている姿を追っかけて、こちらは彼らの写真ばかり撮ってしまいました。

よく頑張っていたな、と思いました。集団を率いるときの旗を掲げる姿はビシッと決まっており素敵でした。そんな旗を掲げた彼女についていく私自身の姿を省みると、とても面白いと思いました。団体行動が出来ず旅行は基本的に一人で行くこの私が旗に率いられて進んでいくその姿がね。車中でのガイドっぷりに関しては「ふ〜ん」としか言い様のない話が多く、帰路に着く車中ではこちらがウトウトしてきた頃合を狙ったのか狙わなかったのかは不明だけれど唐突に「ブルーライト横浜」を歌いだして入眠を妨げられました。

記念艦となっている三笠に乗ったのですが、船内で掲げられていた三笠が現役の頃の軍人さんたちの写真を見つつ「これ絶対背が低いよね」「頭と身体のバランス悪いもんね」「足短いよね」などと言っていたら三笠の解説員である年配男性が背後で聞いていたらしく失笑された。彼に聞く気がなくてもこちらの声が大きすぎて聞かざるを得なかったのかもしれないけれど。東郷平八郎の等身大肖像画の前に立ったときも「これで等身大!?」「嘘じゃないの?」「小さいよ」などと好き勝手に言いあっていたら、私たちのあとをずっとついてきていた件の解説員が彼の身長が152〜3cmしかないことを教えてくれました。

  • ヘリコプターについて

残念ながら軍用ヘリではありませんでした。でもヘリコプターってすごいね。魅せられました。飛び立つ瞬間の姿がかなり異様。普通の旅客機とは大違いで前のめりになりつつ低空飛行で、だけど思ってた以上にスピードが出てんの。このツアーでは3分しか乗れないのだけれど、通常15分程度のフライトで9000円くらいしてしまうので、非常に得した気分になりました。ちなみにツアー代金は9900円です。

  • 横須賀について

横須賀という街はやたらと色んなイベントに「開国」を冠して、なんだかよく分からないけれど開国で街の活性化を図っているようです。この夏に企画されているイベントでも「開国まつり」「開国パレード」と、何がどう開国なんだか全く分かりません。イベントを知らせるポスターにはゆるキャラと言われても仕方がないようなゆるさのキャラが描かれており、それは明らかにペリーと小栗上野介忠順なんだけれどイラストの下にはそれぞれ「ペリリン」「オグリン」と。「ペリリン」を指差すその手が思わず震えたぜ。絶句。
面白いことは多々あったのですが、雑誌掲載予定につきこの程度に留めます。興味本位で参加したツアーでしたが思った以上に面白く、「これをやったらネタになる」などといった邪心とは関係なく純粋に楽しめました。興味ある方は是非参加してください。軍港クルーズとヘリコプターの間に無駄に横須賀ドブ板通り散策、横浜中華街散策などが組み込まれており、このあたりにはとバスらしさを感じましたが正直言って不要です。他に印象に残った事といえば一緒に取材した*1ちるさんがバスで移動中に、社内に備えられていた「東京ぶらりマップ」を手にとり「ぶらりマップだって。やっぱりこうぶらりぶらりと身体動かしてあるかないといけないのかね」と唐突な動きにしては大きな身振りで身体を動かし始めたので吃驚した事と、またしても東京ぶらりマップで、東京全体の地図を見つつお台場その他の地域を指差して「わたし埋立地の上で働くの嫌いなんだよね〜」と言った事でしょうか。埋立地の街並みと言うのは人工的過ぎて気持ち悪いのでその気持ちはよく分かるのですが、埋立地に対して「キモチワルイ」という感想こそ持っていたものの「嫌い」という尺度は持ち合わせていなかったので非常に新鮮に聞こえました。暫く笑いましたよ。
さて、そんなミリタリーツアーですが、詳細を知りたい方は今秋刊行予定の雑誌を是非。タイトルも決まっているのですがここで公にして良いものか判断で着ないのでとりあえずヒミツです。興味のあるかた、或いは今後の取材について行きたいというかたは是非遠慮なくおっしゃってください。

*1:これは取材旅行です!