生きてます(ぎりぎり)

14日から5泊6日の旅程でサイパンおよびテニアンに行ってきたのだが、暑さは然程ではないもののその強烈過ぎる日差しにやられて冗談じゃなくて本気で死ぬかと思った。正午頃になるともう30秒ほども通りを歩けば眩暈、意識混濁、脳内には言葉にならない危機的イメージが飛び交い本能で適当な店に入って命をつなぐという有様。木陰に入るだけで全然余裕なので気温は本当に大したことないんだけどねぇ。おかげで着いた翌日こそはちゃんと朝も早起きしたものだけれど残りはほぼ宿で寝て過ごす羽目に。本当に私は南国の似合わない人間だよ。1日12時間近く寝てたからヘンな夢ばかり見て、印象深かったのはやはりサイパンという土地柄か1944年にタイムスリップして日本軍人として潜水艦に乗り込み、戦況が全く芳しくないことを知っているためさっさと米軍に寝返った夢か。この寝返るまでが大変で、いつ死ぬかもわからぬ状況に落ち着けるはずもなく大変みっともない腰抜けぶりを遺憾なく発揮、米軍の元に下ったときには安堵から必要以上に尻尾を振ってしまったよ。だってしょうがないじゃん、死にたくないんだから。
サイパンというのは廃墟のような島だとは聞いていたが、これほどとは思わなんだ。いや廃墟ではないんだけれど、店も何も全然なくて、去年グアム・サイパンのガイドブックを編集した関係でサイパンのお店の主だったところは把握している自信があったのだけれど、主だったところじゃなくてそれが全部だったので驚いた。本当だったらガイドブックに載せちゃいけないレベルの店なんかも掲載しちゃっていたこともわかり、でも載せる店がないから仕方がなかったという事もわかった。しかしね、この何もない感じは悪くないですよ、全然。観光客もあんまりいないし、現地住民は観光客以上に見かけないし。
問題は食べる物。滞在期間中食べたものの中で、下手すると機内食が一番まともだったかもしれないという恐怖体験。不味いというレベルをとうに超越し、最早身体に悪いレベルの食品も多々。スーパーで購入して飲んだマンゴージュースからは化粧品の匂いが漂った。喉が渇いた際にはビールを飲むのが良いかと存じます。普通のソフトドリンクよりもビールのほうが場合によっては安いし。続きはまた後ほど。