さぼり癖が直らない

金井美恵子「快適生活研究」刊行記念のトークイベントが青山ブックセンターで開催されるのを知り、すぐさま予約をしたのであるけれど、当日である今日になって、家を出るのが面倒になってしまった。やばい。このままでは引きこもりになってしまう。元来の性向が引きこもりなので、定期的に家から出ざるをえないような用件を入れておけばよいのだけれど、今無職だからねぇ。難しいよ。特に平日。去年ジュンク堂トークセッションで金井美恵子に「目白四部作の続きは?」と尋ねて「今書いている最中です」と答えを貰ったその作品が、この「快適生活研究」であるので、ここは是非ともトークイベントに赴くべきである、などと思ったりもするのだが、去年のトークセッション時にも無職で、奇しくもトークイベントのある今日この日もまた無職であることがバレたら(一体誰に?)、去年からずーっと連続して無職だったと思われるかもしれず、それは流石に嫌だなぁ、などとも思い、なかなか決断が出来ないのであるけれど、本質的には要するに「家から出たくない」の一言に尽きるのであった。
なんとか家にいなくてはいけない理由を見つけようと新聞のテレビ欄に目を落とすと、夜7時から教育テレビで出エジプト記が史実であったかどうか検証する番組の後編が放送されることを知り、普段ならビデオに撮ればよいので家に残る理由にならないのだけれど、現在ビデオの調子が悪いので録画が出来ず(ちなみに再生は出来る)、よってこの番組を見ることをもって家にいなければならない理由にすることに決定。しかし実際に番組が始まったら、まぶたを開けていることすら面倒になってしまったのか、すぐに居眠りしてしまい、全体の70%くらいは見逃してしまった。我ながらあんまりな体たらくである。
あ〜あ、金井美恵子トークイベント行きたかったなぁ。家を出るのが面倒じゃなければ絶対行ったのに。