命がけで食したカレーは

代々木のヒュッテ・マンクスでエッグカレー。以前カレー部の活動でこの店を訪れたときには、午後3時くらいだったのだけれどすでにその日のカレーはすべて終わってしまったということで食べられなかった。なので今日のこのカレーをカレー部マネに自慢げに写メール送ったら「自主トレですか?」と返事が来た。そういうつもりはなかったのだけれど、そう言われてみればそんな気もするというか、確たる意思を持たなくともカレーを選ぶ私はまことにカレー部部長に相応しいと思う。
ところで夏ごろから猛烈に胃腸の具合が悪く、最高潮に悪かったのは国立のカレー屋で滅茶苦茶スパイスの効いたカレーを食べた日の晩で、あの時は夜中に苦痛でのた打ち回り救急車を呼ぼうにも身動きとれず、このまま死ぬんじゃないか…?という想いが脳裏を過ぎった。あの日以来、カレーを食べ控えしていたのだけれど、どうしても今日、このヒュッテ・マンクスでカレーを食べたく思い、決死の覚悟でカレーを食べることを選んだのであった。この命と引き換えにしても…!と。カレー部部長の立場に相応しい、実に潔い態度である。
イギリス風カレーとのことだが、その味わいや如何に。…意外だ。結構スパイスが効いている。ボンディ系の欧風カレーを想定していたのに。旨い。しかし、これはまずい…。今までの傾向から、身体の調子が悪くなるのは単純に辛いものを摂取したときではなく、スパイスの効いたものを食したときなのだ。実際、ちょっと前にかなり辛いユッケジャンクッパを食べたときには何ともなかったのに、山椒の効きまくった刀削麺を食べた日の晩は大分具合が悪かった。命がけとは書いたが、私だってまだ齢三十。死にたくはない。スパイス系ではない欧風カレーならば生き残る勝算があったのだ、などと書くと若干往生際が悪いが。
うん、でもカレーはかなりおいしいぞ。目玉焼きが2つ、ちゃんと両目分の玉子がご飯の上に載っているのも嬉しい。スパイスが効いているといっても、予想よりは、というだけの話しだし、きっと大丈夫だ。おいしいからこのまま食べちゃえ!とあっという間に完食。スープもついてて650円。安いねぇ。おいしくって良かったねぇ。大分満足して店を後にしました。ちなみに接客してくれたのはこの店の女主人だと思うのだけれど、笑顔が素敵な、気持ちの良い接客をされる方でした。おいしい上にお店の人がいい人だと通いたくなるね。
食べ終わってから約4時間後。ちゃんと具合が悪くりました。ちょびっとだけ。ただ、今もこの通り日記が書けているくらいなので、やはりこの勝負は私の勝ちといえよう。しかしスパイスには気をつけねば。


ヒュッテ・マンクス
http://manx.yoyogi.cc/ 
ぐるなびにクーポンあり