喫茶穂高でモーニング

喫茶穂高のモーニング

起き抜けに朝食を取るのはほぼ不可能な胃のコンディション。そういうわけでここ1週間は朝食抜きが常態になっていたのだけれど、もう1週間のうちに吃驚するほど痩せてしまった、というのは極端かもしれないが、2キロは痩せた。あんまりこういう痩せ方は歓迎できないねぇ。不健康だよ。世の全ての三十路の関心事は健康にあるというのに、というのは今、思いつきで書いたことだけど。起きてしばらくたてば多少は胃も働き始めるようなので、早めに家を出て、喫茶店にてモーニング。御茶ノ水の聖橋口の改札を出てすぐ右手にある喫茶穂高
御茶ノ水の駅の近辺だと画廊喫茶ミロについつい行ってしまうので穂高にはなかなか入らないのだけれど、やはりいい店だ。居心地がいい。そして客が全員サラリーマン。彼らが全員中高年であることは言うまでもなかろう。喫茶店でモーニングするような世代だからね。かつての私ならばかかる店内の様子に気持ちがくじけて入店できなかったかもしれないけれど、この程度で怯むようではモーニング道を究めることなど不可能(かどうかは知らんが。というよりそもそもモーニング道が分からん)。自分も彼らと同じ、中高年サラリーマンになったつもりで店内にて寛いだ(しかしスポーツ新聞には手が出せなかったので、まだまだビギナーと言えよう)。
厚切りのトーストにバターとマーマレード、それに珈琲。ゆで卵がついていないのがやや難ではあるが、店の雰囲気が良いのでよしとしよう。マーマレードをぬったトーストを食べながら、ふと子どもの頃のことを思い出した。幼少期には苦手であったマーマレードの柑橘類特有の苦味が、今となっては寧ろ好ましい。
…途中から文章が男田漢雄になっちゃった。男気マスター・男田漢雄に。男田漢雄に関しては「ほねぬき」参照のこと。知人の80年代生まれの若者に「御茶ノ水の喫茶穂高でモーニング。客は全員サラリーマン。これがほんとの男気モーニング。」とメールを送ったのだが、これに対するレスが面白かった。去年NHKで戸田チロタン*1のニュースを放送していた時に、私はこのニュースがえらく気に入ってしまい、その後訳もなくただ思いつきでその80年代生まれの若者のことを「戸田チロタン」と呼ぶことにしたのだけれど、私が何度チロタンと呼んでも嫌がって返事をしなかった彼がこんなことを。

男田先生、「男のモーニング道」出版、楽しみにしています。
男田Chiro男

Chiro男! ひどい名まえ! しかも自分がチロタンであることを積極的に認めてる! 曰く、男田漢雄に指示したものは皆、男田を名乗るのだとか。は〜、知らんかった。男田漢雄、徐々に人気が高まっているようです。

*1:インコ。飼われている家から飛んで逃げて迷子になった折、保護された先で住所とフルネームである「戸田チロタン」を名乗ったために無事帰宅できたらしい。