喫茶ショパンでモーニング

喫茶ショパンのモーニング

連日の早朝喫茶店通いで、すっかりモーニング疲れしています。今日なんか御茶ノ水じゃなくて淡路町のお店だから、そのために1本早い電車に乗ってしまった。連日「ほねぬき」二刷のための赤字修正で睡眠時間が減っているというのにも関わらず、どうしてこんなに頑張れてしまうのでしょう。でもそんな私は、ちょっとステキじゃない?と知人に漏らしたら失笑された。曰く、自分で自分をステキだなどと気持ち悪いこと言っている割に、その頑張る対象がモーニングというのはおかしい、とのこと。目を潤ませつつ真摯な眼差しで「モーニングに真剣になったら、ダメですか?」と言ってみようかと思ったが、さすがにばかばかしくてそこまでやることはできなかった。
喫茶ショパンである。この店の近辺にサラリーマンが出没するとは思えないのだが、朝8時より営業している。食したのはトーストセット。通常の食パンの倍はあるかと思われるほどの厚みを持ったトーストは、顎関節症を患うものには頬張ることすら困難ではあるが、工夫して食せば問題ない。工夫の仕方は各自考えてみること。この程度のことも分からず泣き付く者にモーニング道を修める資格はない。自ら欲するものに道は開けるのだ。店内にかかるBGMは全てショパン。美しい音色とともに気持ちの良い朝のひと時を過ごすのに最適の店だ。(text by 男田漢雄)
昨日までの2軒の客層は完璧に中高年サラリーマンだったのだけれど、今日のこのショパンは全員おじいちゃんだった。近所に住んでいるご隠居かねぇ。店の人とも普通に世間話していたし。きっとここはサラリーマン向けのモーニングじゃなくて、ご近所さん向けのモーニングの営業をしているのだ。面白いねぇ、モーニング。昼間では体験できないような空間がそこにはあるよ。