山利喜

今、日記をアップする前に間違ってブラウザ閉じちゃった。全てが水の泡に。本当は他に開いているタブを閉じようとしただけだったのに。泣けてくる。もう一回書き直しか…。
森下にあるすばらしい居酒屋の「山利喜」に行ってきた。行ったのは昨日の夜だけど。ここ最高。接客最高。料理最高。入店してまず最初に同行の知人が「とりあえずビール」で私がグラスワインの白。適当に2品くらい料理もオーダーして、注文をとった若い店員が我々のテーブルから去ろうとした瞬間にもうビールとワインが別の店員の手から運ばれてきた。一体どうやるとそんな連携が可能になるのか。食べたものは名物のモツの煮込み。絶品。薬味の葱がきいている。親子厚焼玉子には鶏ひき肉が入っているのだが、甘さ加減が絶妙。日本人なら誰もが好きな味だ。生ハムとクレソンのサラダは、どうせ申しわけ程度に生ハム載せてるだけなんだろう、と高をくくっていたら、生ハムもクレソンも山盛りだった。新里芋のチーズグラタン。これが今日食べた中で一番美味しかった。ねっとりとした里芋にトロトロのチーズがよく絡んで最高。この組み合わせでここまで美味しくなるとは想像できなかったぞ。
飲んで食べて、大いに大衆酒場を満喫し、店を出ようとしたときにも更に驚きが。座敷から出て、靴を履こうとした私の目の前に、恭しく両手で靴べらを捧げ持った店員が現れて、そのサービスの行き届きぶりに驚いたが、それ以上に驚いたのはお会計。そういや伝票無かったが、いいのか?と要領を得ないままレジに赴くと既に伝票がそちらに回って、かつ計算もとっくに終わっていた。めちゃくちゃ混んでいたのに、なんでこんな至れり尽くせりなんだろう。古い店だから雰囲気もおもしろいし、料理は勿論美味しいし、プロフェッショナルな接客も受けられるのだ。最高だね。森下なんか行くことないけど、山利喜のためだけにまた行ってしまうに違いない。
  
左から「煮込み」「親子厚焼玉子」「新里芋のチーズグラタン」。厚焼玉子以外は食べることに集中しすぎて写真撮影を忘れており、食べかけの状態で撮影。