無目的に街をさまよう

ようやく今日でマルタに来て1週間ということで、まだまだ見るべきところは多々あるであろうということで、毎朝ホストマザーと顔をあわせるごとに「今日はどこかに行く予定があるの?」と聞かれるのである。「いえ、なにも」とか「家でゴロゴロするのがすきなのです」と答えることは許されない雰囲気なのである。彼女はどこかに行くはずだ、行かない訳はないという気体に満ちた表情に負け、つい「セント・ジュリアンに行ってから、イムシーダのケーキ屋に行ってきます」と答えてしまった。
あぁ、日記書くの面倒くさくなっちゃった。要約すると、高級ホテルのあるセント・ジュリアンならカンペールの靴が買えるのではと期待して歩き回ったけど何もなく、というかおそらくこの島にはカンペールの靴は存在しないことをだんだん認識し始め、無駄に2時間歩いたけど結局なにもしないまま。イムシーダのケーキ屋ではドーナツとアップルパイを食べ非常に満足。スリーマに戻る道中日本から電話がかかってきて40分ほど通話。帰宅してからワインを飲んだらすっかり真っ赤になってしまって、ここんちの9歳児に「ママ、なんでこの人こんなに赤いの?」「そういう風になる人も世の中にはいるのよ」などという会話がなされて非常に恥じ入りながら就寝。
授業が始まるのでひとまず終了。