クリスマスランチ

クリスマスの日もローマ法王って世界中の言葉でお祝いするんですね。テレビ中継を見たんですが、ちゃんと日本語で「クリスマスおめでとうございます」とかなんとか言ってました。前のヨハネ・パウロ二世の頃に、パスクワん時に日本語で「ご復活おめでとうございます」と言っていたのをやはりテレビ中継で見たことがあったのだが、彼はポーランド人だったので一番最後の祝福の言葉はポーランド語だったので、今の法王はやはり最後はドイツ語で締めるのだろうかと思ってたら普通にイタリア語だった。どうもマルタ語での祝福はなかったらしく、ホストマザーは若干憤がいしていたようであった。
クリスマスランチである。25日の昼に身内で祝うのが一般的なクリスマスの過ごし方だそうで。親戚が集って総勢16人。ふだんのクリスマスランチにはターキーやらを作るらしいのだけど、今年は私やもう一人日本人女子がいたので、わざわざtypical malteseを作ってくれたのであった。雰囲気はというとお正月みたいな感じなのだけど、盛り上がり方が全然違う気がする。えらく賑やかでして。
二つのテーブルに分かれて食事をしたのだけど、テーブルの分け方が明らかに大人組と子供組で、私のホストファミリーんところには9歳児がいるので彼女は明らかに子供なんだけど、彼女の従姉妹たちは若くはあるけれど十分大人なのである。しかし何故かワイングラスは私たち日本人二人の前にしか置かれてなくて(つまり日本人二人は子供組に振り分けられていたという事だが)、他の子たちは7UPなんか飲んでんの。なんでよ、と思って年を聞いてみたら16歳が二人に、17歳一人、12歳が一人であった。みんな二十歳は超えてるように見えたのだが…。そして12歳って…。どの子が12歳だったんだか今でもわかんないんですが。私が時には十代に見られてしまうのも致し方のないことだと納得。東洋人は若く見えるよな、そりゃ。
ちなみに当然ながら多くのマルタ人にとって、日本人、韓国人、中国人は見分けが付かないのだが、東洋人を多く見て来た学校の先生は、最近は見分けがつくようになったと言っていた。曰く、中国人はやや肌の色が濃く目も細くて小さいが、日本人は色が白くて目が多きいとのこと。…それって単に日本人の努力*1の結果では。それでもやはり日本人と韓国人との区別はつかないそうである。まあ当然でしょ。だって先生なんかマルタ人なのにマルタ人、イタリア人、スペイン人の区別はつかないって言ってたもん。日本人と韓国人の区別なんかできるわきゃないよ。

*1:日焼けをしないとか、目を大きく見せるメイクをするとか。