大変な思い違いを…

同居の中国人、バニラさんがイタリア旅行をする予定でいるらしく、「イタリアで英語は通じるのか!?」と凄い勢いで尋ねてきて、まず最初に自分の英語力を心配したほうがいいのでは…、と思いつつも「都市部では問題ないけれど、田舎だと保障はしかねる」と答えるとなんだかおろおろし始めたので「あなたが田舎に行くとは思えないのであまり心配はないのでは?」と言ってみたのだけれど通じなかったようです。
しかし後になって気づいたのだけれど、ワタクシこのとき大変な思い違いをしておりまして。イタリアでは英語を使ったことがなかったのですよ、私。あれ〜、そんなにイタリア語しゃべれたっけ?と甚だ疑問ではあるのだけれど、うん、やはりイタリア語しか使った記憶がない。ではなぜ「田舎だと通じない」なのか、というと、ごく一部の人にはかなり有名なボマルツォに行った際に、道を尋ねた相手がたまたまブルガリア人で、ためにイタリア語が通じなかったことがあり、それを「英語が通じなかった」と思い違いをしていたというわけ。どうも私の脳内では言語に対して「日本語」と「それ以外」という2通りの区別しかないらしく、だからイタリア語をしゃべろうとすると英語が混じったり、最近では改善されてきたけれど以前は英語をしゃべろうとするとイタリア語が混じったりしたのだ。「英語」と「イタリア語」という区別がなされてなくて全て一緒くたに「それ以外」に分類されているらしい。
そして今日はこの思い違いの他にもひとつ、間違った認識をしていたことを発見。チュニジアで施してもらった右手の甲のヘナタトゥー。これ、1週間で消えると言われてたのにまだ残ってんすよ、余裕で。てっきり「間違って2週間以上有効の強力ヘナを使っちゃってたのかな?」などと思っていたのですが、どうやら私の新陳代謝がとても活発ではない、というのが正解で、着色されている部位の皮膚が剥がれ落ちれば消えるはずだったのだけれど、加齢によってなかなか皮膚が生まれ変わらず、結果しつこくヘナタトゥーが居座り続けていたのでした。悲しい事実を発見してしまった。精神は未熟なままなのに体の変化によって加齢を知るというのは、悲しいことですね。