1月31日の日記

昨日は考古学博物館に行ったのですが、博物館自体は巨石神殿を見たときと同じように「…へぇ」くらいの感想しかなく、見終わったあとにミュージアムショップに行って発見したものの方がよほど印象深かった。Tシャツだったんだけれど、胸の部分に書いてあった文字が、

VENI
VIDI
VICI
MALTA

…マルタは関係ないでしょうが。ポエニ戦役時代のものが出土したりローマ人住居跡があるのは確かだけど、これはあんまりだ。
それから昨日はいろいろと大学時代のことを思い返したりしていました。というのもマイミクさんの日記を読んで、そこに彼女はさらりとこう、自身の優秀さによって教授たちに存在を認識されたというようなことを書いていて、彼女の名誉のために断っておくが全くこれは自慢とかではなく、本当にこう、自然に書いていたのですけれど、自分の大学時代はどうだったかなぁ、と思い返してみると、ろくなもんじゃないですね。不真面目さには自信がある、というか。教授に成績を「Aにしてください」と言いに行って*1顔を覚えられたり、演習の授業で問題を解き始めた直後に教官に「できましたか?」と聞かれて「今解き始めたのに終わってるわけないでしょ!!」と叫んで「すみません」と謝られたり。改めて書いてみるとバカ学生みたいだなぁ。そうだ、ほめられたこともあったぞ、確か。修論の評価はよかったですよ、確か。「よくできました」的評価じゃなくて「面白い」って言ってもらえたもんな。ある教官からは「(もっとふざけた学生かと)誤解していた、すみません」と謝られたことも。やっぱり、あんまりろくなもんじゃないじゃん。
しかし、面白いかどうかというのが評価の基準の一つになりうるという点が物理の素敵なところだよ。ただ思い返すとこのあたりから人生の方向性がおかしくなったのかも。二十歳そこそこのころは「かっこいいと言われるような女になりたい」とか思っていた気がするのだが、いつのまにやら面白いと言われるようなことを必死になってやっている気がするぞ。この間も断崖絶壁で携帯の電波が届いていたのに感動して、昼からワイン飲んで酔っ払って足元フラフラしてたのに絶壁沿いをあるいたりしてたぞ。バカだな。どこで人生間違ってしまったのだろう。
今日はInquisitor's Palaceに行ってきます。感想は明日に。

*1:本当にAになった。言ってみるもんですね。