幼児向け番組のセンス

昨日の晩はテレプシコーラじゃなく、なぜか急に思い立って竹宮惠子「天馬の血族」を読んでしまった。寝たのが午前3時半で起きたのが昼の12時半。9時間も寝てるじゃん。寝すぎじゃん。日本の時間に慣れた途端に一瞬にしてだらしない生活に戻ってしまったのが不思議だよ。先週金曜くらいまでは確実に時差に苦しんでたのに。それから私の部屋、日本に帰ってきてから総滞在時間は多分4〜5時間なんだけどもう散らかってる。なぜ? 一瞬にして散らかった。いつ、どの瞬間に散らかったのかは分からないけれど、確実に状況は瞬時に変わった。おかしい。
よく甥っ子が遊びに来るので夕方4時からはNHK教育「わんパーク」を一緒になってみてるのだけれど、今日おかしなことに気づいた。「いないいないばあ」とか「グーチョコランタン」とか「にほんごであそぼ」、「からだであそぼ」、「ピタゴラスイッチ」などなど幼児でも抱えてなければ知らないはずの番組を甥っ子以前から知ってた。なんで知ってんの? 全然わかんない。「ピタゴラスイッチ」は面白いからともかく「いないいないばあ」でグルグルドカーンで歌とか歌えちゃうのが謎。本当は子供がいて子育てとか知らないうちにやってるのだろうか。私の子供はどこに。兄嫁ですら知らない「一畳マン」とか知ってたぞ。
しかし幼児向け番組にはいちいち引っかかるセンスのものが多々ある気がする。「わんパーク」にも引っかかりを感じる。そんな番組タイトルでいいのだろうか、と。上に書いたグルグルドカーンの歌詞も「たのしくなっちゃうな〜」というのが非常に引っかかる。それにあわせて踊ってる子供たちは本当にたのしくなっちゃってるのだろうか。たのしくなっちゃうという自覚はあるのだろうか。引っかかる。それに対して今日見たわんパーク内の何かの番組の、的場浩二が顔だけアップに晒していろんな表情を作っていたコーナーは聊かギョッとはしたものの、引っかかりはさほど感じなかった。引っかかりを感じる基準が良く分からない。しかし殆どの番組に甥っ子は非常に集中して見入っているので、大人である私には引っかかりを否めないものも、子供を確実に引きつける何かであることは間違いないのだろう。どうやって作るんだろうな、幼児向け番組。番組スタッフの頭の中を覗いてみたい。
ちなみに私の大好きなピタゴラスイッチはわんパークの一番最後に放送しており、今日もその前の番組が終わって、ヨシ、ようやくピタゴラスイッチだぞ、と楽しみにしていたらその瞬間に兄嫁にチャンネルを日テレ「NEWSリアルタイム」に変えられ、「ピタゴラ見たかったんすけど…」とは言い出せず、結局見ることが出来なかった。残念だ。明日こそは必ず見たい。