いろんなことが人より遅い

人間とは実に欲深い生き物である。甥っ子が生まれる前の数年、顔を合わせると「孫がほしい」「孫と遊びたい」と言っていた私の両親は、一昨年に初孫が生まれたときには大変なはしゃぎようで、その様子を見ながら「これが目に入れても痛くないという状況か」と私は学んだものであるけれど、最近ではもうすっかり孫がいるという状況に慣れてしまったらしく、藪から棒に「自分の娘の子供は同じ孫といってもちょっと違う」「孫がほしい」と言い出した。なんと贅沢かつ勝手なことを。挙句の果てに「雅子様だってやれたのだから、マイペースでね」と、高齢出産でもかまわないという趣旨のことまで言い出す始末。どうせ三十路ですよ、もう。この年で未婚だと生めたとしてもどうせ高齢出産ですよ。しかしあんまり今すぐ子供がほしいという気持ちはないなぁ。いろんなことに対する欲求が大体世間の人々の10〜15年遅れでやってくる*1ので、子供がほしくなるのは40歳過ぎくらいじゃなかろうか。
そんな今日この頃、うちに遊びに来た甥っ子の相手をしていたら、兄嫁がこんな話を。地元の児童館みたいなところにいって甥っ子(1歳3ヶ月)と同じ年くらいの子供たちと遊ばせていたときに、そこの職員がボールを持ってきたらみんな大喜びでボールを投げたりしていたらしいのだが、うちの甥っ子だけ一人、なぜかドリブルをしていたらしい。どうも足腰が強いらしく、今日もスクワットみたいな動きを数回していた。

*1:仕事とか職業について初めて真剣に考え始めたのが25歳のとき。恋愛にも若いころは全く興味なくて、人並みに関心を持ち出したのが20代になってから(そしてそれは30歳の今、既に枯れている)。最近ようやくお化粧に興味を持ち始めた。殆どノーメイクで過ごした20代…。このままいったらそのうちJJとかCanCamを読み出したりするのだろうか。不安だ。