みの家

夜はみの家。森下の。先週も森下で今週も森下なのだけれど、今回は今日会った友人の指定なので私が森下を望んだわけではありません。桜鍋の店みの家は店にピンク色で桜の花を象った電飾が飾られており、その電飾のうちには「なべ」という文字が入っていた。
馬刺しというのは今までも食べたことがあったのだけれど、桜鍋は初めて。しかし馬肉って刺身で食べるよりも鍋の方が美味しいような気がするぞ。すごい美味しかった。一通り鍋を食べてから後でご飯を投入したのだけれど、最初からご飯があっても良かったかも。割り下が甘辛くてねぇ。ご飯を注文したときにお店の人に「ご飯は中に入れますか?」と聞かれたので入れると答えると、「じゃあ味を薄めにしておきましょうね」と言われたのだが滅茶苦茶濃かった。味見せずに割り下入れてたからねぇ。友人が「どういう風に作ったらよいのですか?」と尋ねると、「少しずつご飯入れてくださいね、おひつに入ってるご飯、全部はいっぺんに入りきらないから」と答えられた。そんな事言われなくても分かるじゃんねぇ。結局適量のご飯を入れてそれを茶碗によそった段階で汁が全てなくなり、ここに更に割り下を加えて新たにご飯を加えても肉のうまみは入っていないから意味なく、どうしようか、と困っていたら火力が強すぎて鍋が焦げかけたので諦めて火を消し、茶碗によそったものを食べようとしたら上記のごとく滅茶苦茶濃く、仕方ないのでおひつに入った白いご飯で割って食べた。変な食べ方、などと言って食べたけど、味は良かったのですよ。そしてこういう出来事も皆、終わってみれば楽しい思い出です。
この日あった友人とは半年振りくらいかね? たまたま昨日会った人が持ってきてくれた新聞記事のコピーのうちの一つがこの友人の書いたもので、桜鍋の写真を撮影する私に彼女が「写真ってつい撮っちゃうよね」と言うので「あぁ、こんな感じに?」と言いつつその記事(写真入)を差し出したらちょっと嫌がっていた。私は彼女にちょっとしたマルタ土産を渡し、彼女は私に種子島土産の宇宙食「チョコレートケーキ」をくれ、「と言っても本当の宇宙食じゃないんだけど」という彼女の言葉を聞きつつパッケージに目をやると「実際に宇宙で食べられたものではございません」と書かれていた。これ、いま日記に書くために見直してもちゃんとこの言葉の意味を受け取れたのだけれど、この時の私はなぜか「食べられたもんじゃない」という意味に解してしまい非常におかしかったのだが、本当におかしかったのは私の頭かもしれない。
森下は私の家からは非常に遠く、そしてこの日参加していたもう一人が森下から割りと近いところに住んでいるので泊めてもらったのだけれど、人様んちでだらだら過ごした数時間後にテーブルの上に「みの家しほり」と書かれたリーフレット発見。お、こんなもんがある、いつの間に貰ってきたの? と尋ねたら「えぇ!?」と心底ギョッとした様子。どうしたの? と聞いてみると「さっき自分で『みの家しほり』って指指しながら言ってたじゃん!」と。この後「言った」「言ってない」でしばらく揉めた。絶対そんなこと言ってないのに。
そんなこんなで本日は美味しいものばかり食べてかなり満足の一日でした。みの家もよいお店だったのでまた近いうちに再訪したいと思います。