書く事がない

よくあることだが、書く事がない。仕事行って集中しすぎて一瞬で定時になり、そんでもって家に帰ると甥っ子が来ていてちょっとあそんでご飯食べて風呂入って今にいたる、という状況で書く事があるほうがおかしいだろう。単調だなぁ。何か書こうと思っても今読んでる本のことくらいしかないし、それも読み終わってから日記に書くことにしているので今ここに書くことはできない。そうだ、今日は電話会議というのに出た。といっても聞いてるだけだけど。今んところで働き初めて2週間、英語を使うような機会はいままでまったくなく、ひょっとしたらこの場でつかうのかも、と思ったけど全然使う機会なんかなかった。ヨカッタ。終わったあと他の部署の人に「電話会議?面白かった?」と言われた。面白いわきゃないだろ。こんなとき、どう返したらよいのか皆目分からん。
書くことがないことのひとつの要因として、通勤の電車の中で終始本を読んでいて、まったく周りを観察していないということがあげられるだろう。電車にぼんやり乗っている人々を観察するだけで恐らく何かしら面白いことがあると思うのだが。あ、思い出した。電車ん中で私がたってる真後ろで、恐らく40代くらいの男性二人がネットの回線について話していたのだけれど、二人のうちの片方が事情通を装ったような喋りで「キミんところは? ADSL?」と言いつつ本心では「おまえんところじゃADSLくらいしか導入してないダロ」という根拠のない優越感を醸し出しており(というのは全部私の勘ぐり)、しかし相手の返答は予想に反して「光」。多分あの訳知り顔のおっさんの方はまだADSLだったんだろうなぁ。ややうろたえつつ「へぇ? 月々いくらかかってるの?」と気になるところはやはり予算か。私もだ。そして相手が「基本料が○円で、通話料が○円で…」と言ったところで「えぇ!? 通話料? IP電話なのに? なんで通話料かかってるんだよ」だって。IP電話だって通話の相手がIP電話じゃなくて一般電話だったら通話料かかるだろう。何を勘違いしているのだ。かつ、やっぱり大して詳しそうじゃないのにそんな訳知り顔なのはなんでなのか。…って、全然面白くないじゃん。折角思い出したのに。思い出し損だ。私のこの無駄な脳の活動をどうしてくれるのか。活動しないよりはましか。そして本を読んでいるから周りが目に入らないという言葉に大いに矛盾する、今日のこの私の記憶。いや〜、だって煩かったんだもん、人の真後ろで大声で。おかげでその間は同じ行を何回も読んじゃったよ。ただでさえ読みにくい洋書*1読んでるっていうのに。あ〜あ、全部無駄じゃん。本読めない状況で読もうとする努力も無駄だし、彼らの会話を記憶するのも無駄。思い出したのも無駄だったし、何より面白くないのが一番の無駄だね。
と、書く事がない状況で無理に指を動かし続けたらここまで書けた。クオリティはともかく、まずまずのテキスト量であろう。というか書くことない状況で書こうとするのが最大の無駄だった。ばかだなぁ。

*1:英語力の問題で洋書全般が読みにくい。それをなぜ読んでいるかというと単に節約のためである。ほら、日本語の本だとすぐ読み終わっちゃうから。洋書だと読み終わるのに時間がかかるので一月にかける本代を節約できるのである。