パンをふんだ娘

マイミクgraceさんの日記でトラウマ人形劇と評判(?)の「パンをふんだ娘」のことを知り、YouTubeで見たが確かに怖い。テーマソングが特に怖いという話だったが、これ程までとは。

パンを〜、ふんだ〜、むすめ〜
パンを〜、ふんだ〜、むすめ〜
パンを〜、ふんだ〜、罪で〜
地獄に〜堕〜ち〜た〜
かみさま〜に背いた〜インゲル
かみさま〜に背いた〜インゲル〜
地獄に〜堕〜ち〜た〜

単純に怖いというよりは、怖いと口に出したら呪われるから怖くないフリしなきゃ!と思ってしまうような感じ。そう思うのは私だけかもしれないけど。話の大筋は上に書いた歌詞の通りなのだが、このインゲルの台詞が本当にひどい。人でなしとはこのことだ。ナレーターによるとインゲルは「わがままで意地悪で、生き物をいじめるのが大好きな女の子だったんだよ」と。実際、ハエの羽を毟って、

イヒヒヒヒヒッ! 飛べないハエ! まるで這い虫だわ!
這い虫や〜い、這い虫や〜い! アハハハハハッツ!

でもって次は黄金虫にピンを突き刺して、

バカな黄金虫が本を読んでる! イヒッ! あんなにページをめくってるわ!
どうせ死んじゃうのに! バッカな黄金虫!

笑い声がひどい。これ、NHK教育の子供向け番組「こどもにんぎょう劇場」で放送されたというのが益々衝撃的。元になってるのはアンデルセンの童話なのだけれど、萩尾望都が同じ童話を元に書いた漫画*1はそこまで強烈じゃなかったのになぁ。私はこのテーマ曲が気になって気になって頭から離れず、こんなに気になるなんて、ひょっとして私は本当はこれのことを好きになっちゃったんだろうか。だとしたらこのテーマソングを着うたに設定したい、可能ならば、などと思ってしまった。
本当はおの人形劇についてもう少々書きたいのだが、ネコが早く寝ようとせがむので時間がない。気になる方は以下のリンクから見に行ってみてください。
http://www.youtube.com/watch?v=Z_W0RHWnhao&mode=related&search=

*1:「白い鳥になった少女」