ネコ介護で一日過ごす

不妊手術を受けたたびちゃんだが、今日はもう自分の腹部が痛むという状況に慣れたようで、昨日のような怯えた様子を見せたり目を潤ませたりすることもなく、腹部を気遣いながらもリラックスしたようすなので一安心である。だからもう昨日のように私の胸によじ上って顔を埋めたりなんかしないのね、残念。かわいかったのに。もっと甘えてほしいのに甘えてくれない。しかしリラックスしてきたといっても普段通りに鳴いたり高いところに上ったりはできないので大人しいものだが。苦労したのは抗生物質を飲ませることか。二人掛かりでやってもなかなか上手く行かないし、気をつけないと牙によって指に穴があくので危険。朝は数回試したものの失敗し、これ以上やると暴れて傷口が開いてしまいそうだったので断念し、しかし夜の回は成功。ネットで念のために調べてみると、手術後に薬を出さない病院もあるくらいなので、どうしても絶対に飲ませなければならない薬ではないらしい。でも傷口が化膿したら困るから極力飲ませたいのだが。
だらしなく昼頃まで寝ているのが常の私であるが、たびちゃんが起きている間に腹部をなめてしまうと困るので観察するために朝6時起床。午前中いっぱい様子を見たら、傷口は毛剃りがされているせいか本人もなめる気がないらしく、四六時中見張っていなくてもよさそう。はやくよくなってほしいのだが。随分前にどこかで読んだ話だが、飼い犬が動物病院に入院、手術をし、退院の日に迎えに行くともう自分で歩いて帰れるほどに回復しており、よってキャリーにはいれずに一緒に歩いて家に向かうと、途中、唐突に飼い犬の足が止まってしまった。どうしたのか、と様子を見たら傷口がパックリ開いてしまって内蔵が外に出てしまっていたらしい。私はこの話がショックでたまらず、たびちゃんも気づいたら内蔵飛び出ちゃってたらどうしよう、とかなり心配していて、最悪の事態ばかり想定して一人でうろたえたり涙ぐんだりしていてちょっとバカみたいなのだけれど、この犬の話を書いていた人は、犬って生命力が強いんだなぁと感心したらしい。…感心している場合じゃないと思うのだが。
ということで今日は一日ネコの看病で、勉強はやっぱり進んでいない。というか勉強関連のものに指一本触れていない。本は1冊読んだけど。断じて私は自分の不勉強の理由をたびちゃんのせいにしているわけではないのです! だって、まだ全然手術跡が塞がってないし、何があるか分からないし。って書くとどんどん言い訳がましくなるな。じゃあもう書くのやめる。たびちゃんの様子でも見にいこうっと。