There's a boy in the girls' bathroom

There's A Boy in the Girls' Bathroom

There's A Boy in the Girls' Bathroom

酩酊したときに記憶がないままamazonで、しかも「お急ぎ便」で注文してしまった本。思ったよりも面白かった。嘘ばかりついて友達がおらず、教師からも嫌われている少年が一人のカウンセラーと出会う事で徐々に変わっていく話なのだが、結局なぜ主人公がどうしようもない嘘ばかりついたりするのかというと、傷つくのが人一倍怖いから。友達を作ったとしても、その人に嫌われたりしたら怖いから友達になる前にその相手を嫌いになったり。傷つくのが怖いという感情は誰にでもあるものだとは思うけれど、かといって孤独はイヤだったりするからその辺は適当なところで折り合いを付けたりするものなのだと思うが、孤独になる事よりも何よりも絶対的に自分が傷つくことが怖い場合には、こういう事になるのかな、などと思ったりした。
話の展開としては若干無理のある部分も合ったけれど、それにも増して面白く読む事ができた、のは児童文学だからか? 私の英語力ではこれくらいか丁度いいということだったのだろうか…。とにかく面白く読めたので、図らずも「お急ぎ便」にしてしまったが、まあよしとしよう。でもやっぱり「お急ぎ便」は必要なかったなぁ。