文壇アイドル論

文壇アイドル論 (文春文庫)

文壇アイドル論 (文春文庫)

昨日買ってきた本。面白かった。昨日の日記で私は、サラダ記念日が話題になっていたころ中学生だったと書いたが、実際には小学生だった。そして十年一日というが、本当に丁度10年くらい前から時の流れが止まっている事に気がついた。チョコレート革命が出版されたのはついここ数年のことだと思っていたら1997年だったよ。他にも「最近のこと」だと思っていたことが全然最近のことじゃないということに気づかされた。って、全然この本の内容とは関係なかった。しかしショックだなぁ。年寄りらしい徴候があるのに自覚できていなかったなんて。
この本で取り上げられている人々は元々私がかねてから好んでその著作を読んでいたような人はなく、だから具体的に挙げられている本のタイトルとだいたいのところの内容しか知らなかったのだが、これらの人々に対する斎藤美奈子の切り口は「今度読んでみてもいいかも、黄色い本屋で100円で手に入れば」と思うほどには面白かった。具体的に言うと田中康夫「なんとなく、クリスタル」とか。田中康夫読んだ事ないなー、一切。
しかし何か書き留めておきたいほどの感想をこの本に対して持たなかったので、この先書く事がない。書く事がない程度の本なんか、敢えて日記で「読みました」と言う必要もないのだが、そもそも今日の日記の話題がないので致し方なく本日の行動(=「文壇アイドル論」を読んだ)について触れるほかなかったのであった。あ、いっこ思い出したぞ。変な夢を見たのだった。