重荷の仮綴じ判

出がけに靴下を履こうとし、今日は割と歩くからスリムウォークでも履こうかな、と目当ての靴下を取り出して履きかけたらオヤジのスケスケ靴下であった。ショック。いや、実際にはさほどスケスケではないのだが。スリムウォークとスケスケ靴下を取り違えられたという事実*1が残念である。
某大手出版社の、出版前の書籍の仮綴じ版を読んでアンケートを書くというモニターに当たり、仮綴じ版が送られてきたのが昨日なのだがアンケートの提出期限は今度の月曜と、若干スケジュールがきつくて少し引いた。そして読もうと思っても読み出せないような、私の事を拒んでいるかのようなジャンルの小説であった。現時点で30頁読了。10%にも満たない。気分は8月下旬の、読書感想文の宿題がまだ終わっていないというか課題図書を開く事すらできていない小学生。高校時代に読書を毛嫌いする同級生がいて、あんまり読書が嫌いなのでこれまでの人生、読書感想文の宿題が出ると映画を見て感想を書いてきた、と言っていたのを思い出した。見るからにいかにもお嬢様といった雰囲気で、長年バレエをやっているという彼女は、今度バレエの発表会があるからぜひ来て、と然程親しくもない私にまで声をかけてきて、面倒くさいな、と思いつつもそれを言葉にすると角が立つから穏便に、うん、わかった、と答えたのだが途端に「チケットは3000円だから」と言われて度肝を抜かれた。素人のバレエに3000円も出せる程リッチではない。今も昔も。話が逸れたが、あんなお嬢様風で何でもそつなくこなしそうな雰囲気の人でも何かしら、ちょっと吃驚しちゃうほどのウィークポイント(=読書ができない)があるのだなぁ、と今更ながら感慨深く思ったのであった。ちなみに私のウィークポイントは多々あるが、今すぐに思いつくのは通勤が苦手ということか。同じ場所に毎日通う事に苦痛を覚える。
仮綴じ本の話であった。フランスで大ベストセラーになったという恋愛小説らしいのだが、30頁読んだ時点での感想は「BLになりきれず、ハーレクインにもなりきれず」と言ったところか。10%も読み終わってないのに感想を述べていいかどうかは知らないが。この本のために私の貴重な時間を割くのはもったいないなぁ。毎日暇だから貴重な時間といっても説得力ないけどさ。予価1800円だって。絶対買わないな。というか手にも取らないかも、書店で見かけても。でもひょっとしたら、この本を無料で貰うような事があったら、某か重要な試験前夜には読んでしまうかもしれない。というのも昔ハーレクインを神保町の書泉で何故かタダで貰った事があるのだが、その時も貰った直後は適当なところにうっちゃってたクセに大学の前期試験だか後期試験だか忘れたが、とにかく必修単位である科目の試験前夜に一気に読んだ事があるのだ。3回くらいは読んだかも。頭つかわなくていいから一気に読めるんだよな、気楽に。
一応発売前なので書名も出版社も明らかにしなかったけど、最後まで読み終える事ができたとして、それでも感想が変わらなかったら素直にその旨報告するつもり。しかしこの週末の間に読み終える事ができるかどうか…。日曜日の夜というか月曜日の未明に泣きながら読んでたりして。読み終わらないよ〜、とか言って。

*1:父親の靴下と私の靴下とはそもそも別の場所に収納されているので、収納時に取り違いが起きたと思われる。