運の悪い人

昨日の日記は本当は書く事があったのに、あまりの眠さに思い出せずに全く中身のない事を書いてしまった。なので今日書く。言い換えると本日は特筆すべき事がない。まあ、それはいつものことなのでいいか。
昨日から2週間限定で非常に頭を使わない仕事をしているのだが、そこで知り合った、私より一つ年上の女性がたまたまマルタ滞在歴のある人であった。それも私よりも1ヶ月長い3ヶ月間。マルタのあまりの田舎さ加減に日本帰国前に立ち寄ったロンドンではその都会っぷりに大興奮して、ソフトバンク携帯で通話料が高いにも関わらず日本に電話をし、ロンドンすごいよ! 都会だよ! やっぱ何事も金次第だよね!! とバカなことを口走った私ではあるが、でも思い返せばマルタ滞在はそれなりに楽しかったので、思い出話でもしようとその女性に「マルタいいですよね〜」と話しかけると、最初のうちこそ「治安いいし、いいですよね」と話を合わせてくれたが、よくよく聞いてみると凄まじかった。

  • 凄まじさのその1。ホームステイ先で金品を盗まれた。しかも犯人はホストファミリーの娘。

家の中で盗難に合っているので確実に同じ家に住む人間が犯人で、しかも他の留学生たちがいない日中に盗難が発生した時点でホストファミリー側が疑わしい訳であるが、そこんところを追求すると「うちの娘はそんなことしない!」とつっぱねられて終わったらしい。しかし彼女の帰国後に、そこの家に入った別の日本人が発見したのだが、娘が彼女の持ち物、それは化粧品だったのだけど、それで化粧して遊んでいたらしい。彼女がとられたのと同じメーカーで、かつ日本じゃないと買えない化粧品である。間違いなく盗まれてるよな。ステイ先でこんな災難があると、その人たちだけがあんまりいい人じゃなかっただけ、と頭で分かっていても印象が悪くなっても仕方あるまい。

  • 凄まじさのその2。チュニジア旅行で申し込んだ現地発着ツアーで、悉く彼女の存在を忘れ去られていたためピックアップバスにピックアップしてもらえなかった。

マルタからチュニジアへ小旅行をした、と言っていたので「チュニジアではカルチャーショックを受けませんでした?」と聞いてみると、言葉も出ないといった面持ちで大きく数回首を縦に振られ、私は「やっぱりね」と、私自身が経験したのと同程度のショックを想定したのだけれど、そんなもんじゃすまなかった。観光地化されているとはいえムスリム国であるチュニジアでは女性の旅行客には何かと不都合な面が多く、それを承知していた彼女は私が申し込んだのと同じような現地発着のバスツアーに参加。しかし待てども待てども送迎バスがこない。ホテルの人も心配してくれて、旅行会社に問い合わせてもらったら「あぁ、忘れてた」という返答が帰ってきたらしい。そして「今日はもうツアーには間に合わないから、ごめんね」で終わっちゃったとか。ひでぇ。で、翌日もツアーに申し込んでいたので、昨日の一件があるから今日は大丈夫だろう、と踏んでいたらやっぱり迎えがこない。またしてもホテルのスタッフに問い合わせてもらったら「あぁ、忘れてた」。私がチュニジアでツアーに申し込んだ時も、送迎が毎回20分から30分程遅れたので、もしや忘れ去られたのでは? と心配になったものだが、結果的にはとどおおりなくツアーに参加できたので、マルタに戻る頃には「チュニジアのことを見くびりすぎていたかも、ごめんなさい」と反省までしたけれど、こんな話を聞くと単に私はラッキーだっただけなのでは、と思わずにはいられない。
私もかつてはモスクワの空港で偉い目にあったけれど、彼女のこの体験に比べると全然甘い。特にホストファミリーによる盗難はきついなぁ。そもそもホストファミリーに大しては、それなりに印象を持っているというか持つようにしているというか、悪い人かも、などという目では見ていないので、その裏切られ感はかなりのものであろう。
あ〜、今日も眠くなっちゃった。結局何が書きたいのか意味が分かんない。でも眠い。もう無理。明日仮に覚えていたら続きを書こうかな。だめだ、こうしている間にも眠くて数回意味のない言葉をタイプしてしまった。あ〜、眠い。昨日の日じゃない。おやすみなさい。