主婦と呼ばないで

名字が変わったために新しい名前での銀行口座を作りに銀行に行った時のこと。昨今の口座は猫も杓子もクレジットカード機能をつけやがって、しかしICチップ付きの方が安全性が高いために仕方なくカードの枚数を増やすことを不承不承受け入れたのだが、カード機能付きということで当然ながら「お仕事されてますか?」と聞かれた。胸をはりつつ半ば上から目線で、ややマダム風に「無職ですので」と答えてみたい欲求にかられたのだが、その自信満々さが意味分かんなくて銀行のお姉さんが引くことが予想されたためにグッと堪えて「今はしてません」と。そうしたら!
『主婦』の欄に○をつけられた。
結婚している女性が無職だと社会的には自動的に『主婦』扱いになるのですね…。ハートブレイク。長らく親しんだ『無職』のポジションにさよならしないといけないの? でもそうしたら私は『主婦』? そ、そんなの絶対イヤ! 事実家事には専念してないし。チキショー、結婚してても男性が仕事してなかったらきっと『無職』って言われるんじゃないのかよ。差別だ。女にだって無職であることを認めてくれたっていいじゃあないか。
ということであんまりムカついたんで今日から仕事してます。編集はもうコリゴリなので今度は校正。割と楽そうな予感なので一安心です。やはり組織がおおきいところは無茶苦茶な働かせ方はしないもんですね。ちなみに今日は実家に戻っているのですが、主婦扱いになぜか結婚相手にキレて「もう実家に帰ります!」と宣言してきた訳ではなく、家人が旅行で留守にするのでたびちゃん(猫)のお世話にきているというわけで。1週間ぶりにあったたびちゃんは非常にあまったれで可愛いです。あ〜あ、私はたびちゃんと結婚したかった。