やる気が天気に裏切られた

今朝、NHKの朝ドラを見ているとすごい雨音が聞こえてきて、あぁ、台風近づいているから雨が降っているんだなぁ、ヨシ、こんな時こそ先月購入したプッチのゴム長の出番だ! と気合いを入れたらその途端に雨が上がり、しかもただ上がっただけじゃなくて軽く晴れている。いやぁね、こういうとき若い人なら『KY』とか言うんでしょ? 空気読めないって意味なんでしょ? と自分でも何だかよく分からんヘンなキャラクターを演じていたのだが、でもいいわ、どうせ帰りは雨だろうし、今日は折りたたみじゃなくてちゃんと普通の傘と、豪雨に備えてプッチのゴム長も持って行きましょ、と殆ど手ぶらで行っても構わない職場なのに凄い荷物かかえて出かけてみた。
仕事中も時折凄まじい雨音が聞こえてきて、日頃ならば『早くやまんか』と気をもんだりするのだけれど今日ばかりは、いいぞ、その調子だ…! と台風のことを心の中で励ましたりしたのだが、やはり私の意に反して帰宅する頃には雨がやんでんの。バカみたいじゃん。無駄に不必要な荷物抱えて。台風には本当にガッカリです、などとまたよく分からんキャラになりつつ心中ひとりごち、残業3時間を終えてやや疲れた足取りで駅に向かうと途中から小雨が降ってきた。おお、この分だと家の最寄りの駅に着く頃には大雨だぞ、やった、やっぱりプッチのゴム長大活躍じゃん、と張り切って履いてみたのだが、やはり電車を降りる頃には雨はやんでいたのであった。徒労だ、徒労。あ〜あ、ゴム長なんか買っても意味ないじゃん。
ところで全然関係ないけれど、私は『ゴム長』という語の語感が好きだ。どんなにオシャレな長靴でもそれを『ゴム長』と読んだ途端にめちゃくちゃダッサイ感じになるではないか。凄いぞ、『ゴム長』の破壊力。繊細さとは真逆の傍若無人さすら感じる。『あぁ〜ん? プッチだぁ? 所詮はゴム長じゃねぇか!』と一刀両断、プッチの長靴とたんにダメな感じになるぞ。『ダメ』の烙印を押されたプッチの『ゴム長』。素敵だ、『ゴム長』。チーム『ゴム長』を結成したい。雨の日だろうが晴れの日だろうが、ゴム長を履いて市中を練り歩くのである。彼らの聖地は無論築地。そんな団体がいたら、とても意味が分からないので参加はせずに物陰から様子を窺いたいものである。あ〜、でもゴム長で練り歩いてみたい気もするしなぁ。当事者になるか傍観者になるか、迷いどころである。
今日の日記、久しぶりにちょっとおかしなペースになっている気がする。きっと疲れているからでしょう。放っておいてください、私のことは。